富山駅付近連続立体交差事業は、北陸新幹線事業にあわせ、富山駅周辺の抜本的な改善を図るため、あいの風とやま鉄道線やJR高山本線、富山地方鉄道本線を高架化するものです。
県都にふさわしい交通拠点の整備や、鉄道によって分断されていた南北市街地の一体化を目的に、在来線を高架化する連続立体交差事業を行います。(事業主体は富山県)
整備にあたっては、富山港線の路面電車化や新幹線整備に合わせた施工等により、事業のコンパクト化とコストの縮減を図っています。
概要
富山駅付近連続立体交差事業位置図
縦断図
富山駅部による施工手順
(富山駅付近連続立体交差事業-富山県 より引用)
現在、STEP5に移行するために、あいの風とやま鉄道下り線高架を建設中です。
富山県ホームページより引用しました。
あいの風とやま鉄道富山駅は、2019年3月4日 (月) 始発列車より完全高架化されます。
今回は、あいの風とやま鉄道の富山駅下り線ホームを見ていきます!
現在の様子
上り線ホームは供用されているので、下り線ホームについてみていきます。
金沢駅方向を見た様子です。写真右側で整備しているのが下り線ホームです。
上り線ホームや北陸新幹線と同じ、雪の立山の木立をイメージした柱が採用されています。
上り線ホームからも富山駅北口の風景が見られるようになりました!
先行整備された上り線と、下り線が一体化されましたが、特に境目などは違和感なく整備されています。
エレベーターがシンメトリーに設置されました。
電光掲示板(発車標)もすでに設置されており、「調整中」と表示されていました。
駅名標も設置されていました。
駅名標の下には時刻表が設置されるスペースがありました。
あいの風とやま鉄道のホームは北陸新幹線のホームと壁がなく一体化されています。
そのため、まるで空港のような大空間となっています。
先述しましたが、新幹線ホームと同じデザインなので、ホームを見渡しても一体感があっていいですね。
駅名標の奥に広がる富山駅北口の街並み
4番線、5番線の看板と、エスカレーターの様子
糸魚川方面を望む。
続いて高山線ホームの突端(金沢側)までやってきました。
金沢方面を望む
在来線は最大6両編成の電車しか来ないですが、切り欠き部に高山線のホームがあることも関係して、ホームが長い印象です。
下り線ホームが整備され、より広々としました。
突端より、糸魚川方面をアップで撮影。
下り線ホームは1ヶ月後に供用ということで、整備も最終段階に入っていました。
富山駅の高架化がいよいよ完了しようとしています。
過去記事
・富山駅付近連続立体交差事業(富山駅構内)2019.2
・富山駅付近連続立体交差事業 2018.10
・富山駅付近連続立体交差事業 2018.8
・富山駅付近連続立体交差事業 2017.6
・富山駅付近連続立体交差事業 2017.4
周辺整備
・富山駅周辺整備事業 2016.2
・富山駅周辺整備事業 2015.11
・旧富山駅舎跡地が更地になりました! 2015.11
・【大特集】北陸新幹線富山駅 見学会に行ってきました! 2015.2.1
・富山駅周辺整備事業 2015.2
・富山駅周辺整備事業 2014.12月下旬
・富山駅周辺整備事業 2014.12月上旬
・富山駅周辺整備事業 2014.11月中旬
・富山駅周辺整備事業 2014.11
・富山駅周辺整備事業 2014.9
・富山駅周辺整備事業 2014.7