今日、北陸新幹線富山駅の見学会に行ってきました!
整理券配布は9:30分から、第1回見学は10:00からで、1000名が参加できるということで、9:30分ごろ到着すれば余裕かなと、Twitterで情報確認したところ、9時前で300人程度並んでいるとのことで、自宅から富山駅へ慌てて直行しました。
到着してみると…富山駅において今まで見たことのない行列が!!
あんまり告知されてなかったので、人が少ないと思ってました。もう、予想外の行列です。
今から並んでも、整理券が取れるか取れないか厳しいなと思ったとき、
TwitterでフォローさせていただいているSyuShuさん(Twitter: @Syu_Shu_ )に、1枚余っているのをいただき、なんとか入場することが出来ました。(本当にありがとうございます)
北陸新幹線富山駅に入場!
いよいよ、北陸新幹線富山駅に入ることとなります!駅前工事の模様はまた後日ということで・・・
今回は、写真の掲載枚数が史上最高となりましたので、多少読み込みが重いかもしれませんが、ご了承ください。
北陸新幹線富山駅コンコースの様子です!
入ると、まずはじめの印象は、「天井が高い!!」ということでした。
柱は一部に木材を用いています。天井高で太い柱が伸びている光景は、まるで岩峅寺の雄山神社に生えている立山杉の大木を連想させてくれます。
みどりの窓口は金沢駅同様、木材を用いることで落ち着いた内装になりました。
みどりの窓口 自動きっぷうりばの様子です。2台設置されていました。
そして、新幹線駅舎コンコース中央には、床にガラスをはめ込み、天井から照明で照らし、ガラスを輝かせる「フロアシャンデリア」がお目見えしていました。完成後はどのように輝くのか楽しみです。
しかしながら、在来線の高架化工事はもう数年間は続くので、1階で南北を自由には行き来できません。在来線上りホーム高架下には仮の券売機が配備されていました(写真奥)
だから、案内サインの表記も、”↑南口 北口(地下道経由)”となっています。
西口は今後整備される予定で、自家用車乗降場等が整備されます。
新幹線改札口付近へと進みます!
北陸(一斉)初導入(新幹線のみ)となる自動改札機を横目に、改札口を抜けていきます。
改札を抜けた先がこんな感じです。
富山県産のスギの木と富山県産の和紙がはめ込まれたガラスで、富山らしさを演出しています。
基本的に左右対称となっており、両壁側にエスカレーターが設置されています。
このエスカレーターは1階から3階まで直通で、もの凄く長いのが印象的でした。
高山線とあいの風とやま鉄道の表記も。
中2階へと続く階段です。
両サイドにシースルーエレベーターが設置されています。
向かって左側が男性用、右側が女性用トイレです。
(男性用トイレ)
(女性用トイレ)
そして、エレベーター前にある、待合室の様子です。
待合室の上のストライプ状のガラスは、富山県内の河川をイメージ、待合室の内装は雪の大谷をイメージしているとのことです。
改札口付近の全景です。
天井高で本当に開放的ですね~!白を基調とした壁に、木材・ガラスとまとまった雰囲気があります。
中2階へと進みます!
中2階の様子です。・・・と言っても全景写真がありません(汗)
新幹線の案内モニターが設置されていました。金沢駅同様パナソニック製とのことです。
在来線側には乗り換え用の出口があります。
2015年4月に上り線ホームの高架化の際に接続するようです。
シャッターの奥には在来線ホームへ向かうエスカレーターがあるそうです。
中2階正面には立山連峰をかたどったガラスパネルがありました。
この稜線、分かる人にはわかります。
富山駅南口方面を見てみました、中2階から富山駅前が見えます。
さて、いよいよお待ちかねの新幹線ホームへと階段を上がります!
北陸新幹線富山駅新幹線ホームへ!!
こちらが、北陸新幹線富山駅新幹線ホームです。
立山の木立をイメージしたホームは近未来的で美しいデザインでした!
・・・ホームに上がったらすぐに、”ヤツ”はやって来ました!
そう・・・
W7系です!!
今回は金沢駅のような”サプライズ”ではなく、駅員さんが事前に、「新幹線が来るので身を乗り出さないように」と言っていたので、いつ来るのかなと思う前に、階段上がり切った瞬間に向こうからやってくるのが見えました。
東京方面からやってきたW7系。
ここまで間近で見たことなかったので、本当に感動、興奮です!
富山駅の駅名票とW7系。
”くろべうなづきおんせん”の表記がやたらと長い(笑)
新幹線駅舎と在来線駅舎は一体化!
私が北陸新幹線富山駅舎で見たかったものの一つが、新幹線駅舎と在来線駅舎の一体化がどのように進められているのかです。
このように、新幹線駅舎と在来線駅舎は一体的に工事が進められているため、壁が取っ払われ、一体化しています。ここが金沢駅と大きく異なるポイントです。
ちなみに在来線駅舎の柱も新幹線駅舎で使われているものと同じ形状をしています。
現在は、在来線駅舎の高架化は上り線ホームのみ行われています。
新幹線駅舎と在来線駅舎で互いに発車アナウンスが響き合うのはまた面白いかもしれません。
新幹線ホームをいろいろ散策します!
新幹線ホームを散策します。
新幹線ホームは、まるで開業したかのような雰囲気でした。
案内サインです。
ホームドアは黒で、壁はガラス張りとなってます。
W7系のパンタグラフカッコイイです!
立山の木立をイメージした特徴的な柱。
待合スペース
東京側のホーム末端の様子です。
金沢側は途中で柵があり、末端までは行けませんでした。
白・黒・青(ガラス)で統一された駅舎はすっきりしていて好きですね。
各マスコミも様々な場所で取材・・・
そして、W7系は金沢駅方面へ向かっていきました。
呉羽山で見るときよりもカッコ良かった!!
次に見る入線シーンはまさに、新幹線開業時かもしれません。
最後にほとんど人がいなくなった富山駅。
この写真が一番気に入ってます。開業後は、夜にも訪れてみたいです。
再び1階へと移動します
はい、お疲れ様でした^^
この後も各マスコミに声をかけられますが、1つの新聞社にはコメントしておきました。新聞に乗ったら記念になるかな。
富山の市電も駅構内に乗り入れます!
富山市内電車も高架下に乗り入れます。西側ではその工事が行われています。
市内電車の駅に面して、2階が休憩スペース・カフェ?となる構造物が建設中でした。
らせん階段がオシャレです。総合案内所も設けられます。
上の写真の南側の様子です。
ガラス張りで、こちらには金沢21世紀美術館同様の「油圧式エレベーター」が設置されます。
路面電車のりばです。
壁面には「ガラスの街とやま」らしく、富山のガラスで富山県を表現した、ガラス壁「トランジット・ライティング・ウォール」がお目見えしていました!
北陸新幹線富山駅についての感想。
私が富山に来た2014年4月から、日々見てきた富山駅。外装は着々と整備が進むものの、内装は全く分からず、外観的にはちょっとシンプルすぎるかななんて思ってました。駅舎に入った瞬間の天井高で気持ちの良い空間、「富山じゃないみたい」というのがまず思ったことです。
そして、富山県の素材がふんだんに使われている点も良いなと思いました。
さらに、ホームに上がった時も、白と黒とガラスが基調のまとまった空間は圧巻で、まだ北陸新幹線金沢駅のホームは行ったことないですが、まとまりがある、洗練されている点では富山駅のホーム階は新幹線駅舎の中でもナンバーワンじゃないかなと思いました。
何にせよ明るい。金沢駅の在来線駅舎とは比較するのが失礼なくらいです(汗)金沢駅の在来線駅舎は1990年代時点の最新鋭の駅舎なので、暗いのは仕方ありませんが、もっと改善してほしいと思います。
金沢駅は、豪華絢爛で人間国宝の方の作品も多数展示されている「美術館」のような駅舎ですが、富山駅は「近未来」が強調された駅舎という印象を感じました。率直にいうと、駅前を比較すると、金沢駅は構造物で圧巻ですが、駅舎自体を比較すると、10年20年前に完成した金沢駅の構造と今年完成する富山駅の構造を比べると、これは残念ながら(?)富山駅に軍配が上がります。駅舎の内装は、それぞれ個性があって負けず劣らずだと思いました。
また、新幹線開業後に駅舎を再び探訪してみたいと思います。
駅舎だけでも十分見ごたえのある富山駅でした。
最後に・・・
今回、整理券をくださった、迷列車で行こう 「北陸新時代」シリーズ作者である、
Shu_Syu_さんの 『富山のカタチ』 ~北陸新時代へ向かって~ もどうぞ!
以上、ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
過去記事
・富山駅周辺整備事業 2015.2
・富山駅周辺整備事業 2014.12月下旬
・富山駅周辺整備事業 2014.12月上旬
・富山駅周辺整備事業 2014.11月中旬
・富山駅周辺整備事業 2014.11
・富山駅周辺整備事業 2014.9
・富山駅周辺整備事業 2014.7