富山駅付近連続立体交差事業は、北陸新幹線事業にあわせ、富山駅周辺の抜本的な改善を図るため、あいの風とやま鉄道線やJR高山本線、富山地方鉄道本線を高架化するものです。
県都にふさわしい交通拠点の整備や、鉄道によって分断されていた南北市街地の一体化を目的に、在来線を高架化する連続立体交差事業を行います。(事業主体は富山県)
整備にあたっては、富山港線の路面電車化や新幹線整備に合わせた施工等により、事業のコンパクト化とコストの縮減を図っています。
概要
富山駅付近連続立体交差事業位置図
縦断図
富山駅部による施工手順
(富山駅付近連続立体交差事業-富山県 より引用)
現在、STEP5に移行するために、あいの風とやま鉄道下り線高架を建設中です。
現在の様子
大変申し訳ありませんが、1年2か月ぶりの更新となりました…
駅近くの立体駐車場からの撮影ができなくなり、遠のいていたうちに…といった感じです(汗)
記事にできない程度の写真はいくつか撮っていたため、またそちらの写真も一部掲載します。
在来線駅舎が姿を現し、北陸新幹線富山駅舎と対応したデザインになりました。
実は駅前広場も同じデザインになるので、いい意味で表裏がない駅になります。
ライトレールと在来線駅舎と絡めて。
富山ライトレールの駅舎も富山駅の中へ将来的に移転しますね。
中央の仮設駅舎と絡めて。
こちらは、仮設の跨線橋です。
続いて、富山駅北口のバスターミナルから撮影。
ガラス越しに雪の立山杉の木立に見立てた白い柱が見えていますね。
富山駅4~6番線ホームは現在も地上にあります。
地上を走るIRいしかわ鉄道の車両と絡めて。
富山駅北口広場の工事は始まっていませんが、この辺りも大きく生まれ変わるのでしょうね。
在来線ホームの奥には・・・
富山駅の駅名が書かれた看板が設置されました!
手前の雑草地と線路跡地は広場に整備される予定です。
駅前広場と絡めて全景です。
続いて、富山駅から200mほど金沢方面へ進んだところにある牛島公園から見た様子です。
下り線の架線柱の設置工事も進んでいました。
この架線柱、奥の上り線は先行整備されたもので、手前の下り線は今回新たに設置されたもので真新しさがあります。
地上の仮設線と絡めて。
また、アーチ型架線柱も新設されていました。
架線の配備はこれからでしょうかね。
最後に駅舎内部の工事の様子です。
2018年7月のものですが、駅舎を覆っていた仮設壁が取り払われ、内装工事が進んでいました。
過去記事
・富山駅付近連続立体交差事業 2017.6
・富山駅付近連続立体交差事業 2017.4