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【特集】イオンモール白山が2021年夏に開業!”年中お出かけ日和”な空間へ

イオンモールが石川県白山市横江地区に建設する「イオンモール白山」の計画の詳細が明らかになりました!

店舗面積(総賃貸面積)は73,000㎡で、2017年に開業した石川県最大の大型商業施設「イオンモール新小松(63,000㎡)」を上回り、石川県内では最大北陸ではイオンモール高岡に次ぐ最大級の大型商業施設となります。

概要

イオンモール白山の概要は以下の通りです。

名称 イオンモール白山(仮称)
所在地 石川県白山市横江町土地区画整理事業地内
敷地面積 約175,000㎡
延床面積 約110,000㎡
総賃貸面積 約73,000㎡
駐車台数 約4,000台
開店予定 2021年 夏

延床面積は2014年の新聞記事で公表された段階では、9万~10万㎡としていましたが、それをやや上回る規模となりました。

北陸のイオンモールと比較

北陸(石川・富山)にあるイオンモールと比較してみます。(過去記事の改訂版)

参考:現在、北陸最大級の大型商業施設である、イオンモール高岡、イオンモールかほく、イオンモール新小松

名称 イオンモール高岡 イオンモールかほく イオンモール新小松 (仮称)イオンモール白山
敷地面積 205,000㎡ 160,000㎡ 128,000㎡ 175,000㎡
総賃貸面積 82,000㎡ 62,000㎡ 63,000㎡ 73,000㎡
延床面積 140,000㎡ 76,000㎡ 83,000㎡ 110,000㎡
駐車台数 4,400台 3,300台 3,400台 4,000台
テナント数 イオン+200の専門店 イオン+130の専門店 イオン+170の専門店 イオン+200の専門店(予定)

※全てイオンモールの公式サイトより抜粋(Wikipediaが色々間違っていました)

敷地面積や延床面積は比較しても仕方ないです(立体駐車場部分も加算されるし、敷地が大きい=商業施設の大きさとは一概に言えない)。

注目するならば、総賃貸面積とテナント数でしょうか。

総賃貸面積

総賃貸面積とは通路や広場などを除いて、店舗(テナント)に賃貸できる床面積のことで、実質的に店舗面積(売場面積)と同じような感じです。

イオンモール白山の場合は73,000㎡ということで、新小松と単純比較で1.2倍ほど大きい感じでしょうか。高岡は2019年秋に増床したので、82,000㎡(!)となっています。

イオンモール高岡に関してはイオンの中では国内15番目に大きい店舗となっているので旗艦店的な位置づけなのでしょう。白山は現時点でイオンの中で国内31番目に大きな商業施設となります。

テナント数は、2014年時点では200店舗規模とされていましたが、今回は発表されませんでした。イオンモール新小松は当初150店舗と言われていましたが、開業時に170店舗に決定した経緯もあり、若干前後する可能性がありますね。

同規模のイオンモールを調べると170店舗~200店舗といった感じでした。

完成イメージについて

イオンモール白山の完成イメージを見ていきましょう。

こちらが完成イメージ図です。

外観の特徴としては以下の通りです。

  • 屋根勾配で白山連峰の山並みを表現
  • 白山三峰を表現するシンボリックな屋根
  • 手取峡谷を意識した開放的でダイナミックなアトリウム

アングル的には背景に白山が写っていることと、左下に道路が見えることから、横江交差点から白山方向を見たアングルではないでしょうか。

2016年にあらかじめ撮影しておいた、横江交差点からの写真です。

敷地がほぼ正方形なので、敷地を斜めに横切る形で建てられるのだと思われます。

このようなイメージで…あくまで推測です。

てっきり正方形(あるいはL字)に建設されると思っていたので意外でした。

そしてこちらが内装のイメージ図です。

屋根の形からして、1枚目の外観イメージのAEONMALLと書かれている辺りのイメージ図ですね。

特徴は以下の通りです。

  • 年中天候に左右されず街歩きを楽しめるメインストリートを配置
  • ストリートの両サイドには、四季折々の季節らしさを楽しめるライフスタイル、ファッション、カフェを配置

イメージ図を見た瞬間、イオンモールもとうとうここまで…!といった印象です。

今までのイオンモールは巨大なハコに店舗を壁で仕切った形がよく見る形でしたが、こちらのイメージ図ではまるで街を屋根で覆ったような、本物の商店街のようなデザインに見えます。

通りの中央に木が植えられ、周辺に机とベンチ、異なる色の建物を独立して建っているように見せて、それらしさを演出しています。

まるでタテマチストリートのようにウインドーショッピングできるような空間に見えます。

イオンモール白山は、ハード・ソフトの両面からこれまでにない体験をご提供できるよう、季節や天候に関わらず快適で“年中お出かけ日和”な空間づくりに取り組みます としているので、屋内でも街を歩いているような演出をするのでしょうね。

出店店舗は…?

イオンモール白山の出店店舗はまだ2019年9月現在では誘致もしていない状況でしょう。

しかし、モールコンセプトは、

  • 地元店舗からグローバル店舗までトレンドをリードする圧倒的規模の専門店
  • “いつもの日”も“特別な日”も、対応可能なエリア内最大級の食体験
  • 全天候対応型のエンターテインメント・子どもの遊び場
  • 地域の文化を体感し、再発見できる場

としているので、飲食店(カフェ・フードコート・レストラン)、大規模なアミューズメント施設は積極的に誘致されるものと思われます。

近年はアパレル不振と言われ、出店店舗が少なくなっている中で飲食店舗とアミューズメント店舗の誘致で滞在型の商業施設にすることがトレンドになっています。

金沢近郊に増えるイオン

石川県、というよりも金沢を中心として半径40km圏内(車で1時間圏内)にイオンの大型店(イオンモール)から小型店(マックスバリュ)までが集中しています。

特に、イオンモールが管轄する、

  • イオンモール高岡
  • イオンモールとなみ
  • イオンモールかほく
  • イオンモール新小松
  • イオン御経塚店
  • イオンモール白山(仮称)

は全て金沢市役所を起点に半径40km圏内に収まっています。

既に昔からあるイオン小松店やイオン松任店、イオン野々市南店などもあり、イオン同士で食いつぶしているのではないかと思うほどの状況です。

イオン御経塚店はどうなる?

イオンモール白山から直線距離で1kmと、まさに目と鼻の先にあるイオン御経塚店(旧御経塚サティ)はどうなるのか、気になるところです。

新聞報道によると、新たな形態の店として存続する方針とのこと。

おそらく、映画館はアミューズメントも売りにしている白山のほうへ移転するのではないかと推測されますが、そうなるとどのような立場で生き残っていくのでしょうかね。

イオンモールとなみのようにシニアもターゲットにした施設等に生まれ変わるのでしょうか…?解体の有無を含めて注目したいです。

開業予定は…?

開業は2021年夏となります。

新聞報道によれば、2021年7月が有力です。

個人的感想としては楽しみな部分もありますが、正直、北陸にはイオンモールが多すぎて目新しさや感動・驚きが開業やリニューアルを行うたびに薄れているように感じます。いわゆる”マンネリ化”を脱却したような構成となってほしいところです。

あとは、海側幹線や広域農道の渋滞対策もしっかり行ってほしいところです。金沢外環状道路海側幹線の本線建設を視野に入れていく必要があるのではと思います。

イオンモール白山の計画発表(2014年)

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