金沢市広岡3丁目にある西日本ジェイアールバス金沢営業所跡地について、大型オフィス、大型ホテル、立体駐車場からなる再開発プロジェクトの概要が固まりました!
2022年初頭~秋にかけて続々と竣工する計画で、金沢駅西口が大きく変貌しそうです。
今までの過去記事と経緯
昨年にはホテル、オフィス、立体駐車場の3点セットでの開発が取り沙汰されていました。
2019年5月に営業所が移転後、一部分はコインパーキングとして利用
そして、解体工事が始まり、現在は更地となっています。
概要
そして、いよいよ建築お知らせ看板が立てられました。
オフィスビル
名称 | (仮称)JR金沢駅西NKビル計画 オフィス棟 |
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所在地 | 金沢市広岡3丁目301-2の一部ほか |
敷地面積 | 4,462.06㎡ |
建築面積 | 2,788.68㎡ |
延床面積 | 27,584.00㎡ |
用途 | 事務所・店舗 |
高さ | 44.90m |
構造・階数 | 鉄骨造 地上10階 |
総戸数 | ― |
開発事業者 | JR西日本不動産開発株式会社 |
設計 | 前田建設工業株式会社 |
工事着手予定日 | 2020年5月1日 |
工事完了予定日 | 2022年9月30日 |
ホテル
名称 | (仮称)JR金沢駅西NKビル計画 ホテル棟 |
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所在地 | 金沢市広岡3丁目301-2の一部ほか |
敷地面積 | 3,591.13㎡ |
建築面積 | 1,993.85㎡ |
延床面積 | 11,569.16㎡ |
用途 | ホテル |
高さ | 44.69m |
構造・階数 | 鉄骨造 地上11階 |
客室数 | 未定 |
開発事業者 | JR西日本不動産開発株式会社 |
設計 | 前田建設工業株式会社 |
工事着手予定日 | 2020年5月1日 |
工事完了予定日 | 2022年1月31日 |
立体駐車場
名称 | (仮称)金沢広岡三丁目地区計画 |
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所在地 | 金沢市広岡3丁目301-3の一部ほか |
敷地面積 | 5,858.43㎡(市道部分含む) |
建築面積 | 不明 |
延床面積 | 不明 |
用途 | 立体駐車場・市道敷設 |
高さ | 不明 |
構造・階数 | 不明 |
総戸数 | ― |
開発事業者 | 西日本旅客鉄道株式会社 金沢ターミナル開発株式会社 |
設計 | 前田建設工業株式会社 |
工事着手予定日 | 2020年5月1日 |
工事完了予定日 | 2022年10月31日 |
となっています。
それぞれの建築物については、こちらの記事にも書きました。
再び、改めて、最新情報を加えながら以下に書き直してみました。
オフィスは金沢屈指の大型オフィスに!
西日本ジェイアールバス金沢営業所跡地で、ホテルの裏側に建設予定のオフィスビルは地上10階建てで、27,500㎡(8,300坪)を予定しています。当初構想では延床面積24,000㎡だったので、やや上振れしていますね。
延床面積27,500㎡のオフィスビルは単独オフィスビルとして金沢トップクラスの規模となります!
上の写真の左側に映る金沢パークビルの延べ床面積が約48,600㎡(14,700坪)で桁違いなんですが、次いで大きいのが金沢駅東口のヴィサージュで22,500㎡です。
金沢のオフィスビル空室率はここ数年かなり低い状態が続いており、駅前にオフィスが置けずに郊外に分散していた営業所が駅周辺へ集約化されたり、新規オフィスの開設につながるなどの可能性も出てきそうです。
また、建物には一部店舗も設けられるそうです。
JR西日本不動産開発は駅西50m道路沿いでも大型オフィスビル「金沢駅西第三NKビル」が竣工し、西念地区でも事務所ビル「西念NKビル」が竣工するなど、オフィスビル供給が活発化しています。
ホテルはヴィスキオか?
金沢パークビルとJR金沢駅西第一NKビルとの間に建設されるホテル、地上11階建てで、諸江通りからはホテルの外観が見えることになるのだと思われます。
ホテルブランドや客室数は未定ですが、運営はグランヴィアやヴィスキオを運営する、JR西日本ホテルズが有力です。
建設工業新聞によると「最上階に大浴場を備え、北陸初のハイクラスビジネスになるものとみられる」とあることから、JR西日本ホテルズのヴィスキオになる可能性もあります。
実際に、2022年度の開業を目指すJR西日本不動産開発の富山駅南西街区の開発プランでは、商業施設の他に、ホテルヴィスキオのロゴが描かれており、ヴィスキオの進出が濃厚とされています。
客室数については、延床面積11,500㎡を勘案すると、250室~270室程度になると思われます。
大型立体駐車場が建設へ
JR金沢駅西第一NKビルの裏手に建設予定なのが立体駐車場です。
規模は500台を計画しているとされ、金沢駅周辺の駐車場としてはここ数年で最大規模の供給となります。
ここ最近は開発ラッシュで駐車場が不足しているとの見方もあり、2015年~2019年にかけて100台規模の立体駐車場が3棟建設されていますが、それでも週末になると埋まる状況です。
立体駐車場が建設されれば、スコール金沢利用者の需要のほか、平日はオフィス利用者が利用し、週末はショッピング客や観光客の利用が見込まれそうです。
進むJR社宅跡地再開発
JR社宅跡地約30,000㎡の開発は着々と進んでいます。
金沢市企業局側では、日銀金沢支店の駅西移転工事が進められ、2023年10月の完成を目指して工事が始まります。
そして、金沢駅側はホテル棟とオフィス棟が建設され、新たに設けられる市道沿いには立体駐車場が建設されることが決定しました。
大型開発プロジェクト、外観の意匠含めて楽しみですね。
過去記事
・西日本ジェイアールバス金沢営業所 解体工事 2019.10
・西日本ジェイアールバス金沢営業所跡地は暫定駐車場として活用へ
・西日本ジェイアールバス金沢営業所跡地の跡地利用が固まる!延べ5.1万㎡の大型開発に!
・【特集】 西日本ジェイアールバス金沢営業所が乙丸に移転へ!金沢駅西口で大規模開発プロジェクト始動!
・西日本JRバス金沢営業所は移転、跡地は再開発へ?