金沢市広岡にある西日本ジェイアールバス金沢営業所が2019年度に金沢市郊外の乙丸町へ移転することに伴い、跡地利用が検討されてきましたが、ホテル、オフィス、立体駐車場の3棟が建設されるプランが固まったようです!
延床面積が51,000㎡程度の大型再開発に期待が高まります!!
場所は?
場所は金沢駅西口の西日本ジェイアールバス金沢営業所がある場所です。
金沢パークビルとJR金沢駅西第一NKビルに挟まれたエリア。
敷地面積は約7,500㎡あり、金沢駅からも非常に近い、超一等地となっています。
再開発エリアの計画は?
再開発エリアの計画はどうなるのか、プランを見ていきます。
マップは建設工業新聞を基に作成しました。
西日本ジェイアールバス金沢営業所の敷地については諸江通り沿いにホテルが建設される予定です。
そしてホテルの裏手には、オフィスビルが建設されます。
また、JR金沢駅西第一NKビル裏側には立体駐車場が建設されます。
規模は以下の通りです。
延床面積 | 規模 | |
ホテル | 11,000㎡ | 地上11階建て |
オフィス | 24,000㎡ | 地上10階建て |
立体駐車場 | 16,000㎡ | 地上7階建て,駐車台数500台 |
3棟で延べ床面積が51,000㎡の大型再開発となります!
延床面積51,000㎡となると、同じく金沢駅西口に建設中のハイアットセントリックとハイアットハウス、ザ・レジデンス金沢のツインタワーの延床面積(53,930㎡)に並ぶ規模です。
もちろん、立体駐車場の延べ床面積が入っているため単純比較はできませんが、金沢駅西口の風景が変わる大型開発であることは間違いなさそうです。
ホテル
金沢パークビルとJR金沢駅西第一NKビルとの間に建設されるホテル、地上11階建てで、諸江通りからはホテルの外観が見えることになるのだと思われます。
ホテルブランドや客室数は未定ですが、建設工業新聞によると「最上階に大浴場を備え、北陸初のハイクラスビジネスになるものとみられる」とあることから、JR西日本ホテルズのヴィスキオになる可能性もあります。
実際に、2022年度の開業を目指すJR西日本不動産開発の富山駅南西街区の開発プランでは、商業施設の他に、ホテルヴィスキオのロゴが描かれており、ヴィスキオの進出が濃厚とされています。
客室数については、延床面積11,000㎡を勘案すると、250室~270室程度になると思われます。
オフィス
西日本ジェイアールバス金沢営業所跡地で、ホテルの裏側に建設予定のオフィスビルは地上10階建てで、延床面積は24,000㎡を予定しています。
延床面積24,000㎡のオフィスビルは単独オフィスビルとして金沢トップクラスの規模となります!
上の写真の左側に映る金沢パークビルの延べ床面積が約48,600㎡で桁違いなんですが、次いで大きいのが金沢駅東口のヴィサージュで22,500㎡です。
金沢のオフィスビル空室率はここ数年かなり低い状態が続いており、仮に24,000㎡の供給が実現すると、空きオフィスが無く、駅前にオフィスが置けずに郊外に分散していた営業所が駅周辺へ集約化されたり、新規オフィスの開設につながるなどの可能性も出てきそうです。
また、建物には一部店舗も設けられるそうです。
JR西日本不動産開発は駅西50m道路沿いでも延床面積6,000㎡のオフィスビルを建設中で、駅西エリアへのオフィスの集積が進みそうです。
立体駐車場
JR金沢駅西第一NKビルの裏手に建設予定なのが立体駐車場です。
規模は500台となり、金沢駅周辺の駐車場としてはここ数年で最大規模の供給となります。
ここ最近は開発ラッシュで駐車場が不足しているとの見方もあり、2015年~2019年にかけて100台規模の立体駐車場が3棟建設されていますが、それでも週末になると埋まる状況です。
立体駐車場が建設されれば、平日はオフィス利用者が利用し、週末はショッピング客や観光客の利用が見込まれそうです。
金沢駅西口では大小の開発ラッシュが進行中で、工事の槌音がやまない状況が続いていますが、さらに大規模な開発計画も浮上し、まさに大変貌していきそうです!
過去記事
・【特集】 西日本ジェイアールバス金沢営業所が乙丸に移転へ!金沢駅西口で大規模開発プロジェクト始動!
・西日本JRバス金沢営業所は移転、跡地は再開発へ?