金沢港クルーズターミナルは、近年増加するクルーズ船の寄港やコンテナの増加を見据えた金沢港機能強化の一環で、老朽化した金沢みなと会館を建て替える工事です。
2020年(令和2年)の東京オリンピック・パラリンピック前の供用を目指して、無量寺岸壁の浚渫工事とともに整備が進んでいます。
概要
名称 | 金沢港クルーズターミナル |
---|---|
所在地 | 石川県金沢市無量寺町 |
敷地面積 | 不明 |
建築面積 | 不明 |
延床面積 | 約10,600㎡ |
用途 | 事務所,飲食店 |
高さ | 不明 |
構造・階数 | 鉄骨造3階建て |
客室数 | ― |
開発事業者 | 石川県 |
設計 | 浦建築研究所 |
工事着手予定日 | ― |
工事完了予定日 | ― |
特徴は以下の通りです。
- クルーズ船の二隻同時接岸にも対応できるCIQ・待合エリアの確保
- 建物の海側は全面ガラス張りとし、港の眺望を十分堪能
- 観光案内、レストラン等の利便施設や、屋根付き展望デッキの整備
- クルーズに使用しない期間におけるCIQ・待合エリアの有効活用、セミナールームの設置
- 関係機関の入居
(石川県より引用)
https://kanazawamachigation.com/news/29650/
前回の記事はこちら
現在の様子
まずは、いきいき魚市側から見た様子です。
アップで見た様子です。
足場が外れ、クルーズターミナルの全容が明らかになりました!
手前の無量寺岸壁も引き続き工事が行われています。
続いて、敷地西側から見た様子です。
西側の出入り口の様子です。駐車場などが整備されます。
現在は駐車場となる部分にアスファルトが敷かれ、通路は砂利のままでした。
駐車場は照明も設置され、完成に近い姿となっています。
無量寺岸壁側では耐震化工事が行われており、大型クローラークレーン2基が搬入されています。
よく見ると、逆L字型の係船柱(船が係留するときにロープで固定するためのもの)が並んでいます。
周辺と絡めて。
県道沿いの鬱蒼とした木々が無くなり、広々としていました。
近づいて見ると、巨大なターミナルが出現していました…!
アップで見て見ると、シェルターが取り付けられていました。
さらにアップで見た様子です。
まるで帆船をイメージしたような白を基調としたシェルターですね。
遠景です。写真右側にあった「金沢みなと会館」が解体され、更地となりました…!
金沢みなと会館が解体され、遠くまで見えるようになりました。
跡地では早くも、整地され車道工事が行われていました。
「みなと会館前」の信号機の名称はどうなるのでしょうね。
開業後はこちらの信号交差点からクルーズターミナルへは入れません(金沢港交差点から入る形となります)
外構整備の様子です。ロータリーができ、まるで空港のターミナルのようになります。
遠景で見た様子です。
ややアップで見た様子。
白を基調に、ガラス張りとなっており、港らしさが出ていますね。
続いて、正面から見た様子です。
エントランス付近の様子
2階にはセミナールームやレストランが設けられます。
カーテンウォールの奥には階段が見えています。
正面エントランスの様子。
大屋根が設けられたエントランス、その先は総ガラス張りとなっており、奥には金沢港が見えます。
正面より遠景。
曲面を描く屋根の下には大きな展望スペースが設けられます。
コロナウイルスによるクルーズ船への影響が心配ですが、着々と完成に向けて工事が行われているようでした。
オフシーズンには1階の大きなスペースを活かし、展示会や子供の遊び場としても活用される予定となっています。
過去記事
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.12
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.9
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.7
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.6
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.5
・金沢港クルーズターミナル 2020年夏までに開業!レストランや展望デッキも開設へ!
・金沢港クルーズターミナル 建設工事 2019.3
・【特集】金沢港にクルーズ船が寄港ラッシュ!一般見学スポットをご紹介!