【大特集】イオンモールが白山市に北陸最大級の商業施設を建設へ!

プロジェクトNEWS

2014年10月2日公開
2016年12月14日加筆

イオンモール、18年にも開業 白山進出表明、2500人雇用見込む

 イオンモール(千葉市)は30日、白山市横江町の土地区画整理事業計画地約18ヘク タールに進出することを正式表明した。北陸最大級の大型商業施設となる見通しで、早け れば2018年の開業を目指す。テナントは約200店を想定。事業費は200億円で、 2500人の雇用を見込む。

 イオンモールによると、新店舗の建築面積は5万平方メートルで、延べ床面積9万~1 0万平方メートル。北陸自動車道白山インターチェンジ(IC)に近く、人口が多い金沢 市や野々市市の近隣にあることから集客が見込めると判断した。

 店舗は来店者に長時間滞在してもらえるようレジャーの要素を盛り込む計画。小松空港 で訪れる海外客の取り込みも目指す。予定地近くにある野々市市のイオン御経塚ショッピ ングセンターは新たな形態の店として存続させる考えだ。イオングループが小松市沖町な どの「沖周辺地区」で計画する大型商業施設の出店も進めるという。

 横江町の土地区画整理事業計画地には、ホームセンターのコメリ(新潟市)も約6ヘク タールの敷地に進出する方針で、2017年のオープンを予定する。

 建築面積は約2万平方メートル、売り場面積は1万5千平方メートル。事業費はテナン ト部分を含めて22億円で、約120人の雇用を見込む。石川県内の旗艦店と位置付け、 農業関連の品ぞろえを充実させる。

 30日にはイオンモールの岩本馨専務、コメリの板垣隆義常務、地元の地権者が白山市 役所に作野広昭市長を訪ね、土地区画整理事業に協力を要請した。

 土地区画整理事業は白山市横江町周辺の約45・6ヘクタールで計画し、地権者99人 による準備委員会が発足している。商業ゾーンは31・2ヘクタールを想定する。準備委 の宮西市雄委員長が同席し、作野市長は来年6月の市街化区域編入に向けて準備を進めて いることを説明した。

(北國新聞 北陸の経済ニュース 【2014年10月1日02時59分更新】 )

突然のサプライズに驚きました。

まずは、まとめてみると、

 

 

 

【場所・立地】

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(写真:イオンの出店予定地の白山市横江地区、写真の道路は海側幹線)

白山市横江町の45.6haに及ぶ土地区画整理事業で、商業用地が31.2ha生まれることになります。そのうち18haにイオンモールが進出を表明、6haにはホームセンターコメリが進出を表明しました。進出予定地は広域農道と金沢外環状道路海側幹線が交差する場所です。

広域農道は、御経塚交差点で国道8号線と接続します。そして、御経塚方面から直進していくと、野々市市街地を経由した後、金沢駅西地区、金沢市高柳、東金沢へと伸びる主要な道です。広域農道を金沢方面とは反対側へ進むと、海側へと進み、徳光PAを経由した後、美川・根上あたりまで伸びている道路です。将来的には美川~根上間は新たに道路が新設され、手取川に新たな橋を作り、直線化工事がされます。工事完成後は、JR東金沢駅から白山市のイオン進出予定地を経由し、徳光PAを経て、小松空港、コマツ粟津工場、片山津温泉まで1本の道路で結ぶ、大規模な新たな幹線道路となります。

金沢外環状道路海側幹線は、現在建設中の路線で、完成後は、白山市内で国道8号と接続し、白山市のイオン進出予定地を経由し、北陸自動車道白山インターと接続、石川県庁や金沢港そばを通り、金沢市大河端を経由し、金沢市福久で国道8号と接続、その先は信号の無いバイパスで、枝分かれしたのち、片方はイオンモールかほくを経由し、のと里山海道(全長82kmの信号の無いバイパス道路)に接続し七尾・穴水・輪島まで伸びています。もう片方は、津幡町を経由したのち富山県に入り、三井アウトレットパーク北陸小矢部の前を経由したうえで、国道8号の信号のある区間に出ます。

言葉では説明するのは難しいですが、白山市横江町の立地は将来的に大活躍する2本の道が交差する、かつてない素晴らしい立地をイオンは手に入れたといってもいいでしょう。

 

 

 

【白山市に建設されるイオンモールの概要】

敷地面積 約180000㎡

建築面積 約50000㎡

延床面積 約90000㎡~約100000㎡

テナント数 約200店

開業時期 早ければ2016年の着工、2018年の開業

事業費 約200億円

参考:現在、北陸最大級の大型商業施設である、イオンモール高岡、イオンモールかほく

名称 イオンモール高岡 イオンモールかほく イオンモール新小松 (仮称)イオンモール白山
敷地面積 128,094㎡ 159,933㎡ 128,000㎡ 180,000㎡
商業面積 64,534㎡ 67,000㎡ 不明 不明
延床面積 110,507㎡ 75,558㎡ 83000㎡ 100,000㎡
テナント数 イオン+120の専門店 イオン+130の専門店 イオン+150の専門店 イオン+200の専門店(予定)

イオンモールかほく、イオンモール高岡ですら巨大すぎて歩くのにも疲れたりしますが、白山市に建設されるイオンはさらに巨大になります。テナント数では北陸で最も多い金沢フォーラス(190店舗)を上回る可能性もあります。名実ともに北陸最大となる商業施設になりそうです。

 

 

 

【イオンモールの隣に建設されるコメリの概要】

敷地面積 約60000㎡

建築面積 約20000㎡

売場面積 約15000㎡

事業費 22億円(テナント部分含む)

開業時期 2017年の開業目指す

コメリも北陸最大級の店舗で”石川県内の旗艦店”との位置づけだそうです。

事業費はテナント部分を含むということは、コメリ内にテナントのスペースも設けるのですかね?それにしてもこんな巨大コメリ見たことありません(笑)

 

 

 

【白山市に建設されるイオンモールの特徴】

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(写真:北陸自動車道白山インター)

  • 長期滞在してもらうためにレジャーの要素を盛り込む
  • 小松空港で訪れる海外客の取り込み

まずは、レジャーの要素を取り込むとのことですが、やはり三井アウトレットパーク北陸小矢部に観覧車が設置されるように、非日常的な雰囲気を取り入れた、レジャー施設のような感覚で来ていただくということでしょうか。小松空港で訪れる海外客を取り込むのはなんとなく想像がついていました。先に述べたように、広域農道は将来的に小松空港とイオンモールをほぼ一直線で結ぶ役割を果たしてくれますし、北陸自動車道白山インターからイオンモール建設予定地まではなんと、300m~600mなので、小松空港での海外客のみならず、北陸全体からの集客(石川県+福井嶺北・富山呉西からの集客)を見込めることでしょう。

 

 

 

【石川県とイオン】

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(写真:イオンモール新小松 建設中)

2013年のデータでは石川県は人口10万人当たりのイオンの数が全国3位と、”イオン県”の一つです。

石川県のイオン・・・

旧JASCO→加賀、新小松、松任、野々市南、杜の里

旧サティ→御経塚、金沢

イオンタウン→示野、野々市白山(2014年秋OPEN)

マックスバリュ(単体)→東金沢、増泉、駅西本町

その他→金沢フォーラス

イオンモール→かほく、白山?(2018年OPEN?)、新小松(建設中)

(農場)→河北潟干拓地にイオン直営農場がある

とにかく多いですね。個人的にはイオンタウン野々市白山でとりあえず出店は一区切りだと思ってました。まさか、北陸最大級のイオンモールが出店表明するとは思いませんでしたね。さらに、イオンモール小松?は来春をめどに着工する予定で、動いているはずなので、すでに商業施設が飽和状態の加賀地区にさらに巨大モールが2店舗開店すると、商圏地図が大きく変わりそうですね。

 

 

 

【市街地への影響は?】

私が思うには、白山市に建設されるイオンモールの市街地への影響は、限定的だと思います。

日本全国に”イオンに食われた街”は数多く存在するのが現状ですが、金沢の場合は金沢フォーラスにより市街地が打撃を受けたものの、イオンモールかほくやイオンタウン示野、アピタタウン金沢ベイの市街地への影響はほぼありませんでした。これはおそらくすでに郊外型商業施設が飽和状態なことに加え、既に市街地と郊外の商業施設はある程度すみわけされているからだと思います。

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(写真:金沢市中心部)

さらに、金沢市中心部は観光客需要があります。平日でも観光客が中心市街地を歩く姿が見られます。イベントの集客力も北陸の都市の中では最大ですし、北陸新幹線開業後は多くの観光客が訪れているため、イオンモールのせいで市街地が壊滅的という事態は考えにくいです。

ただイオンモール新小松にはH&MやZARA、PLAZAなど石川県や北陸地方で金沢市中心部にしかなかった店舗が続々出店する状況から、イオンモール白山はさらに有力店が進出することを考えると、安心はできない状況にあると思います。

 

 

 

【最も影響あるのは?】

私が思うには、既存の郊外型商業施設に打撃があるのでは?と思います。

金沢近郊にはイオンばかりでなく、アピタや平和堂といった大手GMSが多く出店しています。

アピタは、白山市に中規模商業施設「ラスパ白山」が開業し、JR西金沢駅前に「ピアゴ」を計画中(計画は白紙状態)です。

平和堂は、大河端町の海側幹線沿いも商業施設が集積してきました。

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(写真:フレンドマート出店予定地(建設前のもの))

既に飽和状態ながら出店しないと熾烈な争いに負けてしまう、こんな感じでしょうか。

だから、将来的には熾烈な争いに負けた郊外型商業施設が閉店することも大いにあり得ます。

中心部vs郊外 から、 郊外vs郊外 の時代になったと思います。

 

 

 

【続々と海側環状沿いに商業施設が集積】

金沢外環状道路海側幹線(海側環状)沿いには最近になって商業施設の出店が相次いで発表されています。

野々市市では海側幹線道路沿いの柳町土地区画整理事業により、「コストコ」「住宅展示場」が完成し、「マンテンホテル」の進出が決定しています。付近には明文堂TSUTAYAもあります。

 

白山市では今回発表されたイオンモール、コメリ、未発表の70000㎡の商業用地にも何らかのお店が出店することでしょう。(願わくば北陸初出店の某北欧家具店とか出店してほしいですね)

金沢市では大友・直江・大河端の3つの土地区画整理事業が行われ、既に「100満ボルト」が出店しています。平和堂の「アルプラフードマーケット」やGU、クスリのアオキなどの商業ゾーンが形成されました。

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(写真:大河端地区には商業店舗計画地の看板がいくつもある)

海側幹線は、国道8号の渋滞緩和することを目的の1つとして建設されていますが、将来的には海側幹線のほうが混雑しそうですね。早く本線道路(中央部分に信号なしのバイパスが建設予定)の着工を急いでほしいですね。

いろいろ、イオンについて見てきました。北陸最大級のイオンモールの開業までにはもしかしたら、さらなる大型商業施設建設計画が発表されているかもしれませんね。それらを含めて今後も見守っていこうと思います。

 

 

 

追加情報

2016年秋、イオンモール白山建設予定地の横江土地区画整理事業が起工しました。イオンモール白山は2016年12月現在、2019年開業予定で計画が進んでいるようです。