玉泉院丸庭園整備事業は、江戸時代から明治時代まで存在した庭園で、防衛のための石垣を庭園の背景として利用した全国でも珍しい庭園です。玉泉院丸庭園は明治以降に埋立てられたものの、歴史的価値が高く評価され、敷地内にあった石川県立体育館の移転後に復元整備に取り掛かりました。2015年の開園を目指して造園中です。
4か月ぶりの訪問になりました。
芝生が定着し、緑のじゅうたんのように美しいです。素敵な池泉回遊式庭園になりました。
そして、休憩所も建物が完成していました。この建物は、藩政期に露地役所として使われていた建物を模したものです。開園後は写真向かって左側が立ったまま眺めることができる視点場、右側は茶室(使われていないときは休憩所)となります。金沢城の階段のアップダウンに疲れたらここでゆっくり休憩するのもいいですよね。
高台の様子です。こちらには兼六園の栄螺山にあるような唐傘を模した休憩所ができます。
玉泉院丸庭園へのアプローチ階段も整備中でした。いしかわ四高記念公園近くに設けられるため、回遊性が向上しそうです。
階段下部の様子です。ジグザグになっているのが特徴的ですね。
過去記事
・玉泉院丸庭園整備事業 2014.5月下旬
・玉泉院丸庭園整備事業 2014.1下旬
・玉泉院丸庭園復元工事 2013.7
・玉泉院丸庭園の復元開始!
・玉泉院丸庭園 復元工事 2013.1下旬
・玉泉院丸庭園跡復元工事 2012.7