
北陸新幹線の延伸区間(金沢駅~敦賀駅)の工事が本格化しており、小松市の憩いの場でもある木場潟の西側でも木場潟高架橋の工事が始まっています。
※木場潟の高架橋は「木場潟(北)高架橋」と「木場潟(南)高架橋」に工区が分かれていますが、当サイトでは木場潟高架橋と総称します。
2022年度の北陸新幹線敦賀延伸に向け工事が加速しています。
今回は主に以下の地点から撮影しました。
木場潟公園の北園地近く、前川の五郎座橋周辺です。
前川に架かる高架橋工事の様子

木場潟から日本海へと流れる前川に架かる橋梁の工事について見ていきます。

こちらは手取川橋梁と同じように片持ち張出し架設工法(やじろべえ工法)で作られました。

詳しい工法の説明についてはパネル解説もされていました。

少しずつ左右対称に張り出しながら建設されました。

下部工は「ニューマチックケーソン工法」により施工されました。
コップをさかさまにしても水が入らない原理を応用して、カプセルのようなものを作り、電動油圧ショベルや電動掘削機で川底を掘っていき、橋脚基礎部分を作りました。

川面に作業台が張り出していました。

小松駅方向を望む。

アップで見た様子です。橋脚はまだまだ建設途中でした。

加賀温泉駅方向を望む。

木場潟散策路に隣接して巨大構造物がある光景です。
木場潟高架橋の様子

続いて前川以南の木場潟高架橋を見ていきます。

加賀温泉駅方向をアップで。

橋脚は部分部分で完成しています。

木場潟遊歩道から見た様子です。

続いて小松駅方面を見た様子。

橋脚の背後には木場潟に架かる五郎座橋、線上には上で紹介した前川に架かる橋があります。

北見ナンバーの大型作業車がいました。全国各地から工事関係者が訪れているようですね。

防音壁の設置工事はまだでしたが、一部は透明の防音壁となる予定で、晴れた日には白山連峰を一望できるようになる予定です。

背後にはうっすらと雪が残る白山が見えました。

加賀温泉駅方向を望む。

最後に小松駅方向を望む。