片町A地区再開発 (ラブロ片町 再開発)は、ラブロ片町をはじめとする周辺約10棟を再開発し、地上5階の再開発ビルを建設する事業です。
再開発ビルは、1~3階が商業施設、4~5階が婚礼施設・事務スペースとなります。
- 地上には3つの屋外広場を設けます。
- 1階~3階までの高さ15mの大屋根を設けます。
- 結婚式場には「アルカンシエル」が北陸初進出します。
- 再開発としては全国初の試みとなる保留床が再開発前より減少する、”減築型再開発”になります。
- 事業費は36億円
敷地西側から見た片町A地区再開発ビルの様子です。
既存建物の解体と同時に再開発ビルが着工されています。こんなに狭い敷地で、解体と建設を同時に行う手法は初めて見ました。
写真では奥側(百万石通りに面した側)が解体中、手前側(裏側)で建設中です。
このアングル、すごく新鮮だと思いませんか?
金沢の歴史上、このエリアがいったん更地になったのはおよそ80年ぶりのことなので、今しか見れないのでかなり貴重ですよ~。
再開発工事のために片町A地区再開発事業組合は周辺のビル1棟を新たに取得したというニュースもありました。おそらく写真右側のビルのいずれかだと思います。
婚礼施設、16年2月に先行開業 金沢・片町再開発ビル
金沢市片町2丁目のラブロ片町周辺の再開発事業で、再開発ビルの一部が先行開業する 見通しとなった。ビルの工期は2016年5月末までを予定しているが、第一号テナント として仮契約したブライダル事業のアルカンシエル(名古屋市)が同年2月下旬の開業を 検討している。
再開発ビルは今月14日に着工し、建設費は36億円。アルカンシエル以外のテナント について、事業を手掛ける片町A地区市街地再開発組合は「交渉を進めている段階」とし ている。
再開発ビルを管理運営する「プロパティマネジメント片町」(金沢市)は11日までに 、再開発区域に隣接するビル1棟を取得した。再開発対象ビルとの構造の問題で、解体作 業上、取得する必要が生じたという。 (北國新聞 2014年10月12日)
写真に見えるコンクリート柱は、ラブロ片町のエントランスにあった柱です。おそらく、この柱が築80年のコンクリート柱だと思われます。
新たに建設中の再開発ビルの様子です。アルカンシエルが運営する結婚式場は、2015年2月に先行開業するそうですよ。まだ解体中なのに建設中という光景が面白くてつい何枚も撮ってしまいました。
最後に、再開発ビル敷地南側の様子です。
片町は老朽化した建物が多いので、建て替えが進むといいなと思うと同時に、高度経済成長期に建てられた建物は近年、注目されているので、一部は保存してもいいのではないかということも最近思ったりします。
過去記事
・ラブロ片町の解体が終盤! 2014.9
・片町A地区再開発 建物解体工事 2014.8
・片町A地区再開発 建物解体工事 2014.7月上旬
・片町A地区再開発 建物解体工事 2014.5月下旬
・ラブロ片町の再開発 着々と計画中
・ラブロ片町が来年3月閉店
・片町再開発の3案について
・【特集&徹底検証】ラブロ片町再開発