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ラブロ片町の再開発 着々と計画中

 金沢市片町2丁目の商業施設「ラブロ片町」を中心とした再開発事業で、片町A地区市街地再開発準備組合は特定業務代行方式を導入する。民間の特定業務代行者が保留床処分などの責任を負う代わりに、施工工事を請け負う。基本設計の段階で特定業務代行者を決めることで実施設計後に速やかに工事に着手し、工期短縮を図る狙いもある。
 準備組合によると、特定業務代行方式の導入は石川県内で初めてとなる。特定業務代行者は建物の解体のほか、保留床の処分、テナント確保などを担う。民間の専門的な知識、ノウハウなどを活用しながら円滑に事業を進め、2016年春を予定する再開発ビル開業の前倒しにつなげたい考えである。
 再開発事業の施行区域面積は約0・6ヘクタールで、地上5階建てビルを建設する計画。7月1日付で都市計画決定の公示を受け、今年度は基本設計が進められている。
 特定業務代行者の募集は事業提案方式で実施し、民間事業者に着工から取り壊し、建設までのスケジュールを示してもらう。
 経営状況、資格基準などの条件を満たす企業、共同企業体が応募できる。7~11日に募集要項を配布し、18日に参加表明書の受け付けを締め切る。有識者を中心とする選考委員会を設置して審査する。(北國新聞)

最近、ラブロ片町の話題を出してなかったので更新する形で。
ラブロは3案ありましたが、最も後期の短い基本案に決定しました。

 

 

ラブロ片町 再開発

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5階 ブライダル施設
4階 ブライダル施設
3階 商業施設
2階 商業施設
1階 商業施設
2016年春完成予定

 

となるようです。

 

特定業務代行方式が採用

ラブロ片町の再開発で特定業務代行方式が採用されました。これは再開発組合ではなく特定の業者が一貫して建設からテナント誘致までするそうです。今までの特定業務代行を行った企業は、大手ゼネコンや大手不動産会社などが多いようです。( http://www.uraja.or.jp/town/knowhow/daiko_7.html )
ちなみに、香川県高松市の再開発ビル「丸亀町グリーン」は特定業務代行方式で森ビル都市企画が行い、アーバンリサーチドアーズなど四国初出店ブランドや新業態ブランドで成功を遂げています。
片町の再開発ビルはどの企業が特定業務代行を行うのでしょうか。
再開発ビルの延べ床面積が14000㎡、1階から3階までが商業施設なので、商業施設の延べ床面積は単純計算で8400㎡、実質の営業面積は金沢フォーラスを参考にすると延べ床面積の70%ほどなのでおそらく約6000㎡くらいでしょうか?香林坊109は約10000㎡なので、それよりひとまわり小さくなりそうです。
そして、テナント数は香林坊109が約70店舗なので、再開発ビルに核店舗が入居する事を想定すると、核店舗が1つだとすれば他のお店は20店舗ほどになるのではないでしょうか?(あくまで個人的な予想です)
今回の再開発では、バス停の前に屋根付きの広場が新設される予定です。
( http://www4.city.kanazawa.lg.jp/data/open/cnt/3/19834/1/349-350.pdf (都市計画決定のPDF) )
これの5ページを参照すると、再開発ビルの建物の形が載ってます。

 

 

現在の様子

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この写真の左側2棟あたりに屋根付きの広場が新設される場所かな?屋根付きの広場は近江町いちば館のように、広場とバス停が一体的に整備されるものと思われます。
次第にカタチになってきたラブロ片町再開発。現在ファイナルバーゲンを行っており、2014年3月で閉店、解体が行われる予定です。

 

 

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おそらくこの辺りが昭和初期に建てられた基礎が残っているあろう場所です。3階建てだったここから次第に増築し、10階建てのビルになりました。

 

 

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長年活躍してきたビルの最期は一刻一刻迫ってます。
また情報入り次第更新します。

 

 

 

過去記事

ラブロ片町が来年3月閉店
片町再開発の3案について
【特集&徹底検証】ラブロ片町再開発

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