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【特集&徹底検証】ラブロ片町再開発

あくまでも個人的な感想混じりですのでご了承下さい。

私が新年度最も注目する事業は「ラブロ片町再開発」です。

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これまでの経緯

2010年 再生推進協議会発足
2011年 大和にラブロ再開発準備委員会を設置
2012年 再開発組合発足か?

という感じです。

 

度々、地元紙で取り上げられて来ましたが個人的な観点では協議会発足から2年経った今、再開発組合がないのは遅すぎると思います。ラブロ地権者の大和も再開発に賛同しなさそうな感じがこれまでもあったし。

場所は後ほど詳しく説明しますが、片町の一等地、慎重に再開発をしなければならないのはわかりますが、いくらなんでも遅すぎます。

お隣の富山では、中心部の再開発が次々浮上し、次々と組合が設立されて行く中、ラブロにしろダイエーにしろ金沢の再開発はなかなか決まりません。

ラブロ再開発の場合は、これまでの再開発の事例的に2014年度の北陸新幹線金沢開業に間に合わないと思います。

とりあえず地元紙の再開発取り上げる記事も去年は3面だったけど今回は1面に堂々と発表されてたし新年度は再開発に本気なのかなと感じました。

 

再開発の場所

場所は金沢市片町で、ラブロ片町周辺約10棟が再開発される予定です。

以前はラブロ片町と周辺5棟でしたが、国から補助金がでる再開発区域5000㎡に満たなかったので範囲が広がりました。

その結果道路を含めた約6000㎡の再開発となりました。

 

個人的に推測した範囲

A案

blog_import_53ecaf02b01bc (1)

B案

blog_import_53ecaf044cdf3

多分B案が実際の範囲かもしれないですね。

 

 

 

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なぜ今になり再開発をするのかというと、まず片町の老朽ビルの数は全国屈指で、特にラブロ片町周辺は古いです。

 

 

 

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「ラブロ片町」は片町大和時代の建物なので昭和32年竣工、再開発には含まれませんが、片町交差点角の「北国ビルディング」は昭和37年竣工です。

特に北国ビルディングは昭和37年から外観が変わってないので、金沢市電が片町を走ってる写真がネットに掲載されてましたが、背景の北国ビルディングは全く変わって無かったです。

 

だから、まずはラブロ片町周辺から再開発が急務です。

再開発の面積が道路を含め6000㎡ということは推測すると、敷地面積は4700㎡でした。

そして調べたところこの区域は、ビルの高さ45m制限、容積は600%の区域でした。
ということは、本来なら28200㎡の再開発ビルを建てることが可能です。

しかし、建築基準法第52条8項によると、容積率の1.5倍まで緩和が可能と書いてあります。
だから、容積率が最大900%まで可能なので、最大限に生かすと42300㎡の再開発ビルが建設可能です。
高さ制限的に9~10Fの再開発ビルが建設可能になります。
延べ床面積で言うなら、北國新聞会館や香林坊109&東急ホテルぐらいで高さで言うなら、現在建設中のトラスティホテル金沢やアセント金沢ビルぐらいです。

 

 

夢が広がりますね。

しかし、最近の金沢市の中心市街地は不況時より出店が増え、賑わいも出て来てますが、歩行者を見てみるとピーク時とあまり変わらないのが香林坊、一番減少率が大きいのは竪町•片町です。

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竪町は、なんとか持ち直して来てますが、片町はミスド&ドトール&スタバ閉店で跡地にセブンイレブン等出店しましたが、片町のスクランブルも誰も人いない時が多いし活気が無くなってます。

だから、ラブロ片町再開発は片町の起爆剤となることが不可欠です。

しかし、献血ルームは入居することがほぼ確定等、商業施設と公共施設が入るビルとなる可能性が高いです。

ラブロ片町がある場所は「若者の街」「飲食街」「飲屋街」「商業の街」が交差する場所で、金沢市民をはじめ、石川県民、観光客、老若男女が訪れる場所でもあります。

だから、様々なニーズに応えた施設にするのか、若者中心とした施設にするのか難しいところですね。

私は片町再開発になんとかLOFTの大型店が入らないかなと思ってます。

LOFTは以前ラブロと交渉していたものの老朽化等の理由から交渉決裂した経緯があります。

だから大型雑貨店を核にファッションショップ、イベント広場、映画館、公共施設、飲食店、カフェ、大型書店を備えた再開発ビルとなったらいいですね。

そして、再開発のついでに狭い道路を拡幅、建物をセットバックさせれば良いなと思ってます。

片町はバスがかなり沢山走っている上にタクシーが多く中心部の交通麻痺に繋がり兼ねません。

一時期は駅前商業施設の開業や郊外型商業施設の相次ぐ出店により客足が奪われてましたが、最近は中心部にも出店が増えて来てます。

現在は落ち込みがちの片町ですが、再開発でかつての活気を取り戻す可能性もあります。

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だから、この再開発を大いに期待したいと思います。

 

 

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