近江町ふれあい館 は、1974年に建設され老朽化が進んでいた近江町市場駐車場及び近江町市場名店街を周辺ビルとともに再開発し、商業施設の他、駐車場、イートインスペースやキッチンスタジオを設けた交流拠点施設です。
近江町市場開場300年を迎える2021年を見据えて建設されました。
概要
名称 | 近江町ふれあい館 |
---|---|
所在地 | 金沢市上近江町ほか |
敷地面積 | 2,800㎡ |
建築面積 | 不明 |
延床面積 | 9,060㎡ |
用途 | 駐車場、店舗、事務所 |
高さ | 不明 |
構造・階数 | 鉄骨造 地上5階 |
駐車台数 | 225台 |
開発事業者 | 近江町市場商店街振興組合 |
設計 | RIA(アール・アイ・エー) |
工事着手予定日 | ― |
工事完了予定日 | ― |
近江町市場駐車場の機能は引き継がれ、2階から5階を225台分の駐車スペース、1階と2階の一部を店舗や公共空間、事務所となりました。
2019年8月末に近江町市場複合商業施設の愛称が「近江町ふれあい館」に決定しました!
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完成した様子
近江町ふれあい館は2020年4月2日に開業しました。
今年は新型コロナウイルスの影響でセレモニー等が行われず、観光客もほぼ見られない中、静かな開業となりました。
※撮影は2020年6月に行ったものです。
北側から見た様子です。落ち着いたデザインに仕上がりました。
北側向かって左側には大口商事の事務所があります。
北側より、向かって右側に近江町ふれあい館の出入り口があります。
入口は大きなものではなく通路といった感じです。
通路を進んでいくと、近江町市場の鮮魚通りに出ました。
手前にはフードコートと店舗が入居しています。
お店は八百屋の「堀他」が出店。金沢駅西口にはカフェ「HORITA205」も出店していますね。
写真右側には「ぶった農産(comecome FOOD & TEA)」が出店しています。
また、鰤のたたきでお馴染みの「逸味潮屋」が出店。
また、訪問時は営業していませんでしたが、金沢富樫のティーショップ「THE TEA SHOP CHANOKI」の近江町市場店が出店しました。
近江町市場のアーケードと絡めて。
アーケード側には近江町ふれあい館の大きな看板がありました。
アーケードを出たところは大口水産のエリアとなっていました。
また、近江町ふれあい館駐車場の出口が設けられていました。こちらは近江町市場の旧パーキング時代と配置がほぼ同じですね。
東側の様子です。
狭小な市道となっていましたが、セットバックすることにより、ゆとりある道幅となりました。
南東側の様子(全景)です。
駐車場にはウシ・バナナが復活!
近江町市場駐車場の名物だった「ウシ」「バナナ」のエレベーターですが、この度、復活を遂げていました!(※「タイ」のエレベーターは再開発されずに現存しています)
今までは文字で「ウシ」と書かれていただけでしたがかわいい絵柄まで入りました。
バナナのエレベーターも新たなデザインになりました。
駐車場にもウシのマークが書かれており、分かりやすくなっています。
バナナも同様です…(笑)
このように、エレベーターのウシとバナナに準じてフロアも構成されています。
近江町ふれあい館の建設工事については、2016年1月の計画発表、そして、2018年11月から追いかけてきた建設工事を見てきましたが、この記事で最後となります。
過去記事
・近江町ふれあい館 建設工事 2020.2
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.12
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.10
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.9
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.7
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.3
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2019.1
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2018.12
・近江町市場複合商業施設 建設工事 2018.11
・近江町市場複合施設建設に伴う解体工事の様子 新施設は2020年4月開業へ!
・近江町市場の再開発第2弾の計画が始まる!