近江町市場で、第2弾となる再開発が始まります!!
近江町市場再開発第一弾「近江町いちば館」
近江町市場といえば、2009年に完成した近江町いちば館が印象的でしょうか。
近江町いちば館は近江町市場の正面に位置するエリアで、1階は再開発前の市場の原型と雰囲気を残しつつ、2階と地下1階は飲食系・生活系のテナントが新たに入居し、3階、4階、5階は公共施設や事務所が入居する再開発ビルとなりました。この再開発は全国的にも”再開発の成功例”として視察もあります。
第1弾である、近江町いちば館との位置関係はこんな感じです。
第2弾は主に、近江町市場名店街と呼ばれる建物の建て替えがメイン
(敷地面積は2400㎡)
こちらが、再開発用地に建っている、近江町市場名店街です。
近江町市場名店街は1974年竣工で、地上5階建ての建物です。
ご覧の通り老朽化が進んでいます。
余談ですが、駐車場のPマークは、この駐車場が建つ前にあったツバメの巣を取り壊すことになり、その記憶を後世に伝えるためツバメを図案化したPマークになっています。
近江町市場名店街は1階に鮮魚店を中心に入居しています。
反対側から見た、近江町市場名店街の様子です。
この建物で有名なものといえばエレベーターですね。
ウシ、バナナ、タイと書かれたエレベーターがあり、どのエレベーターから乗降すればよいか目印になっています。
金沢市民ならほとんどの人がご存じのはず??
一階の様子です。市場らしい雰囲気です。
これらの建物を再開発しますが、再開発を担当するのは、近江町いちば館を担当したRIAです。
RIAは大手の設計事務所で、金沢市内では近江町いちば館のほかに、香林坊大和や香林坊109、ANAクラウンプラザ金沢、ポルテ金沢、片町のプレーゴ、片町きららなど、金沢の再開発のほとんどに携わっています。
また、成功例と言われるような建物になってほしいですね。
スケジュール的には、近江町市場開場300年を迎える2021年までに完成予定とのことです。
北國新聞の2015年12月の記事では、2018年度着工、2019年度開業予定と書かれていました。
現在の構想では、近江町いちば館と同じく、商業+業務+公益機能と駐車場が併設された建物となるようです。
そして、再開発ビルに新たにフードコートを設ける構想が出ています。
個人的な話になりますが、友人を金沢へ案内した際に買った食べ物を食べるスペースや休憩するスペースが少なく、地下1階のわずかなスペースで休みました。もう少し大きなものがあれば、それぞれのお店で買ったものを座って食べることが出来て便利かもしれませんね。食べられるスペースが出来れば、通りの混雑も軽減でき、地元の人の近江町市場への回帰もあるかもしれません。
まだ計画は始まったばかりですが、どのような建物になるのか注目です。