現在、金沢市と再開発組合が計画を進める金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴い、解体工事が進んでいます。
再開発事業ではマンション(地上18階建て)と商業施設(地上2階建て)が別々の棟で整備され、公共緑地には惣構堀の跡を開渠化して整備されます。
マンションのタワーパーキングについては景観に配慮して、マンション内部にエレベーター式のものを設けるそうです。
どのような再開発に?
(年内にも入札公告へ/金沢駅武蔵南再開発ビル/安江町/8割解体、埋文に着手ー北陸建設工業新聞 より引用)
マンション各階全周に庇が付いたデザインとなっています。
歩行者動線からバルコニーや窓が見えにくいことや、圧迫感を感じさせにくいなどのメリットがあります。
概要
名称:金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業
敷地面積:2,250㎡
建築面積:1,600㎡
延床面積:18,500㎡
地上18階建て
マンション戸数:120戸
広場・通路 400㎡
区画道路 6~8m
2018年度着工予定
2021年春完成予定
設計:RIA(アール・アイ・エー)
(金沢市-金沢都市計画第一種市街地再開発事業の決定(金沢市決定)(PDF)より引用)
完成時期が2020年秋から2021年春になりました。
現在の様子
敷地南側から見た様子です。
今回は大きな変化がありました。
明治時代の建築の久保紙店がとうとう解体されていました。
正面から見た様子です。
これで金石通りに面する再開発エリアの建物はすべて解体されたことになります。
埋蔵文化財調査を行っていたエリアは土が戻されましたね。
そして、久保紙店があった敷地が埋文調査がおこなれています。
近くで見た様子です。
敷地中ほどから見た様子です。
金沢駅前通り沿いには「金沢城下町遺跡」の説明が貼ってありました。
2019年6月まで実施されるみたいですね。
金石通り方向を望む。
まだ狭い街路は立ち入り可能で、再開発エリアの建物は残る1件となりました。
再開発エリア中央より武蔵ヶ辻方向を望む。
久保紙店跡地がトマソン物件のように建物の形がくっきり残っていますね。
旧市道も辛うじて残っています。
続いて金沢駅前通り線沿いから見た様子です。
再開発エリア南方向を望む。
最後にアップで見た様子です。
過去記事
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2019.3
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2019.1
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2018.11
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2018.10
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2018.9
・金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業に伴う解体工事 2018.7
・金沢駅武蔵南再開発で解体直前の街並みの様子 2016年~2018年
・武蔵南再開発事業組合が設立!大京の18階建てマンションが2018年度着工
・金沢・武蔵南地区市街地再開発事業