金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業は、金沢駅前通り線に面した金沢市安江町周辺を再開発する事業です。大京が参画し地上18階建てのマンションと地上2階建ての商業施設、公共緑地などが整備されます。
概要
名称:金沢駅武蔵南地区市街地再開発事業
敷地面積:2,250㎡
建築面積:1,600㎡
延床面積:18,500㎡
地上18階建て
マンション戸数:120戸
広場・通路 400㎡
区画道路 6~8m
2019年度完成予定
配置図(計画)
(金沢市-金沢都市計画第一種市街地再開発事業の決定(金沢市決定)(PDF)より引用)
この再開発事業ではマンションと商業施設が別々の棟で整備されることが特徴です。
商業施設
商業施設は金沢駅通り線に沿って2階建てで想定されています。
こうすることで、金沢駅前通り線の歩行者動線からはマンションが見えにくくなるのと同時に、沿道の賑わい創出が期待できます。
また、商業施設のテナントは現在再開発区域内にあるお店が主に入居予定です。
マンション
マンションは「ライオンズマンション」などを手掛ける大京が事業参画します。地上18階建てということは高さ制限60mギリギリとなり、金沢最高層のマンションの一つとなります!
現在、金沢最高層のマンションは金沢駅東口のアリストプライムタワー金沢(地上19階建て 127戸)となっています。
公共緑地
再開発の敷地西側に金沢城西惣構跡があるので、金沢市が開渠化して緑地として整備することとなっています。
現在の様子
敷地北側(金沢駅前通り線)から見た様子です。
奥にはめいてつエムザやANAホリデイイン金沢スカイが入居する金沢スカイビルが見えます。
現在は木造の町家や老朽化したビルがあるうえ、道路が狭小なため、災害が起こると危険なエリアとなっています。再開発することで、土地の高度利用を図りつつ、安全な街づくりが期待されます。
金沢駅前通り線周辺では金沢市が約25年にわたる市街地再開発事業で建設されたマンションがひしめき、昨年にはプレミスト金沢本町(写真左)が竣工しました。
今回の再開発で、武蔵ヶ辻の再開発を飾るシンボルタワーができそうです。
2017年度には事業認可や再開発組合設立が予定されており、本格的にスタートしそうです。