
JR北陸本線西金沢駅西口はかつてJT金沢工場がありましたが、2009年3月に閉鎖され、跡地は富山県内の建設会社松原建設・ロクショウが街づくりを担当し、住宅と商業施設、福祉施設、オフィス等の誘致を目的に開発されました。
実は当サイトでもJT金沢工場跡地の工事を取り上げたことはあったのですが、造成工事完成後の様子を見ていないことに気づき、今回改めて紹介していきたいと思います。
かつての建設工事についてはこちらの記事を参照してください。
完成した様子

今回はこのように回ってきました。

上のマップの起点の場所、JR西金沢駅までのアクセス道路の途中にはゲンキーが2017年7月にオープンしました。

北方向(金沢駅方向)を望む。2015年に造成が完了し、ここ2~3年で建物が集積しました。

ゲンキーの隣にあるのは大和ハウスの賃貸マンションです。(2018年6月完成)
1階にはテナントスペースが6区画設けられており、飲食店や美容室などオープンするとちょっと街らしくなっていくのかなと思っています。

敷地西側はニュータウンとなっています。「金沢米泉ニュータウン」と言われていたりします。2015年より分譲開始されました。
地区の中央には公園「米泉町10丁目公園」があります。かつて工場があったとは思わないくらいいい雰囲気です。

もう少し進んでいくと北陸電話工事株式会社があります。2016年4月に金沢市大手町より移転してきました。

その隣にはジョーシン西金沢駅前店(閉店済)があります。
2015年9月とエリアの中では早い段階に開業していたのですが、2018年8月で閉店してしまいました…。
わずか3年ほどの営業でしたが跡地の活用については未定です。

駐車場が広がっています。

ジョーシン跡地の斜め向かいには伏見川グラウンドがあり、写真左側にはVドラッグがあります。(2015年12月開業)
JT金沢工場跡地内にゲンキーとVドラッグの2店舗のドラッグストアがあり、激戦区となっています。

伏見川グラウンド隣にはデイサービスセンター「朱鷺の苑かがやき」があります。
2017年と2018年にそれぞれ開設されており、敷地内では最も建物高さが高い建築物となります。

先ほどの道を右折し進んだところです。

突き当りに進むと行き止まりになり、強制的に右折することとなります。
将来的に西金沢駅東口方面へ抜けられるようになるのか分かりません。
かつてはJR西金沢駅周辺まで連続立体交差事業が計画されていましたが、JR西金沢駅の橋上化工事が完了し、実現性がかなり低くなっています。

というわけで右折し、JR北陸本線西金沢駅を目指します。

この残された広大な土地について気になっていた方もいるでしょうか。
こちらはかつてピアゴが出店する予定だった場所です。

食品スーパーマーケット「ピアゴ」を核とするショッピングゾーンとなる予定でしたが計画が白紙になりました。
そして跡地は大和ハウス工業が取得し、第1弾プロジェクトとしてマンションが建設されます。
また、大型ライブホール「Zepp金沢」の計画も浮上しました!

更地越しに宅地などが整備された西方向を望む。

今までなかったJR北陸本線西金沢駅の西口は2014年に開設されました。

残る大きな区画には大型ライブホールの進出が計画され、一気に街らしくなりそうです。
メインストリートから1本奥まったエリアなので、目につきにくい場所ですが、マンションで居住者が増えることも想定されますね。

この広大な敷地をどう生かすかで西金沢駅前の拠点性も変わってきそうです。
PLUS

最後に西金沢駅前から見たサンダーバードです。
過去記事
・JT金沢工場跡地 に新たな街が誕生します
・JT金沢工場跡地活用が決定!