金沢市庁舎前広場は、金沢市庁舎(金沢市役所)前広場の段差をなくしリニューアルするとともに、イベント等に使用できる広場に整備する工事が進められてきました。
敷地面積は4000㎡です。
事業費は3億4000万円です。
この広場のコンセプトは、
市民が描き上げる「白いキャンバス」のような庁舎前広場
で、一面、白系の舗装がされています。
その他、
・広坂通りから金沢市役所までの段差解消
・庁舎前駐車場のロータリー化
・デジタルサイネージや水景施設の整備
・電源の確保
・給排水の設備
など、全世代誰でも利用しやすい広場となりました。
電源の確保と給排水の設備が整備されたことから、イベント広場としても使用できるようになりました。
金沢市庁舎前広場の様子です。
一面、白い舗装となり、これだけ広大かつフラットな広場は金沢市中心部ではここが一番大きいと思います。
公衆電話と市役所地下駐車場の階段は従来のまま残りました。
近くにあったモニュメント等は撤去されたのかな?
旧広場にあった機能は敷地西側に集約されました。
白い広場のおかげで、時計や市庁舎もより際立つようになりました。
デジタルサイネージと水景施設を見ていきましょう!
水景施設を挟んで巨大なデジタルサイネージが設置されました。
市庁舎とも違和感なく調和しています。
水景施設はタイルと砂利で構成されています。
デジタルサイネージ横の岩盤(石張り)は上部から水が出てきており、カスケードになっています。
金沢市中心部を流れる用水や浅野川、犀川をイメージしたのでしょうかね。夏は涼しげなこと間違いなさそうです!
そして、デジタルサイネージの様子です。
60型のモニターが2×4の8台設置されました!
こちらで、市政情報や金沢の観光情報、旧広場にあり30年以上愛されてきた「これからのお天気ガイド」が流されています。
市庁舎前広場に聞こえるせせらぎとデジタルサイネージから流れる放送の音を聞いていると、金沢市庁舎前にいるとは思えない雰囲気でした。
市庁舎前広場から金沢21世紀美術館方向。
市庁舎に近いエリアに庁舎前駐車場が整備され、ロータリー化されました。
広場とロータリーの境界には花壇と車止めが。
植え込みを囲っている石も広場のものと調和しています。
金沢21世紀美術館から見た様子です。
ちなみに、花時計も春の装いに。
生まれかわった、金沢市庁舎前広場。
以前は少し古臭い感じでしたが、現代らしくなりました。
広場はロードヒーティングも完備しているため、積雪時でも使用できます。
さらに、電源等が整っているため、災害が起こった時も使用できますね。
今後も市民に多用途に利用される広場になっていくことでしょう。
市庁舎広場の記事は今回で終了します。
ありがとうございました。
旧広場の写真
2010年の写真です。
当時は段差もあり、市民が利用することは少なかったですね。
過去記事
・金沢市庁舎前広場整備工事 2017.2
・金沢市庁舎前広場整備工事 2017.1
・金沢市庁舎前広場整備工事 2016.11
・金沢市庁舎前広場整備工事 2016.8