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富山県美術館が開館!国内最大級の屋上緑化庭園 オノマトペの屋上

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富山県美術館が2017年8月26日に全館開館しました!

今回は2017年5月に撮影した、富山県美術館のオノマトペの屋上を紹介していきます!

 

 

 

富山県美術館は、昭和56年に開館した富山県立近代美術館の老朽化や消火設備がスプリンクラーであることなどにより国内外の美術館連携から孤立することにならざるを得ないため、富岩運河環水公園に隣接する県有地に新築されました。

今回は完成編の内観の様子です。

 

 

 

概要

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(富山県立近代美術館の完成イメージ (富山県美術館開設準備委員会 より引用))
名称:富山県美術館
敷地面積:12,548㎡
延床面積:14,990㎡
構造:地上3階(屋上には庭園を設置)
駐車台数:103台(1階屋内駐車場)
本体工事費:76億円
設計: 内藤廣建築設計事務所

 

 

新美術館の設置、運営の理念と特徴

(1)アートとデザインをつなぐ、世界で初めての美術館 世界的コレクションを展示方法に工夫を凝らし、新しい切り口やテーマ、見せ方で紹介し、来館ごとに何かを発見してもらえるような企画を展開する。
(2)立山連峰の美しい眺望、四季折々の景色が飛び込んでくる富山の新しいビューポイント 屋上や館内から環水公園や立山の眺望を楽しめ、公園に遊びに来る感覚で、気軽にレストランやカフェ、ミュージアムショップに訪れてもらい、多くの人に集い、楽しんでもらう。
(3)鑑賞するだけでなく、見る、創る、学ぶといった双方向で美術を体験 アトリエでの創作とギャラリーでの展示、アトリエでの作家の公開制作などにより、双方向の美術体験と、体験の共有による新たな交流の場を生み出す。
(4)芸術文化やデザインの振興はもとより産業の活性化にも寄与新たなデザインによる工芸品や、伝統工芸とコラボした土産の開発などにより、産業振興にも寄与する。
(5)時代とともに成長して、価値が高まっていくような美術館 地方創生、人口減少など時代が大きく変わりつつあるなかで、県民の皆さんに親しまれ愛され、時代とともに成長して価値が高まっていくような美術館を目指す。

富山県美術館開設準備委員会 より引用)

 

 

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オノマトペの屋上は、オノマトペから考えられた遊具で遊べる屋上庭園です。

オノマトペというのは御存じでしょうか?

「ふわふわ」「ひそひそ」「ぴょんぴょん」などの擬音語・擬態語のことを指します。

 

 

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遊具の名前は、こういったオノマトペの名前が付けられており、子供が楽しめる遊具が沢山設置されています。

 

 

 

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屋上の案内板です。

 

 

 

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一例としていくつかご紹介します!

こちらは「ひそひそ」という遊具です!

 

勘の良い方にはすぐにわかるかもしれませんが、糸電話的なやつです(笑)

金沢21世紀美術館のラッパ型のアレと言えばわかりやすいかもしれませんw

 

 

 

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こちらは「ぷりぷり」という遊具です。

その名の通り(?)子供が好きそうな形です(笑)

私が行った日には子供よりも大人に人気でしたw

ここの上に座って撮ってもらうだけでインスタ映えしそうですね

 

 

 

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こちらは「ふわふわ」という遊具です。

知っている方もいるかもしれませんが、富山県美術館ができるまでこの場所には環水公園の駐車場と築山があり、ふわふわドームが存在していました。

実質的に復活した形となります。

後述しますが、ふわふわの遊具のバックとなっている立山連峰が本当に良い眺めです。

 

 

 

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これは「ぐるぐる」という遊具

 

 

 

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こんな遊具など、他にも様々な遊具があります。

残りの遊具はあえて紹介せずに、現地で確認してみてください!

 

 

 

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公園で遊ぶことを想定した、洗い場もあるんですよ。

 

 

 

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オノマトペの屋上へは美術館館内の階段または、美術館を囲うようにある屋外の大階段よりアクセス可能です。

また、エレベーターも接続しています。

写真は美術館館内への階段です。総ガラス張りの空間になっています。

 

 

 

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屋上庭園側から見た様子です。

 

 

 

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屋上へのエレベーター

 

 

 

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屋外の大階段からのルートはこちら。

 

 

 

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オノマトペの屋上は冬季や天候不順時は閉鎖されます。

 

 

 

立山連峰の大パノラマ!

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オノマトペの屋上の遊具も良いですが、ここからの眺めが絶景なんです。

立山連峰側(建物東側)にはベンチが並び、眺望点となっています。

 

 

 

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ここからは富山市街地と(天気が良ければ)立山連峰がパノラマで見られる絶景スポットです!

 

 

 

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環水公園と富山駅北のビル群の様子。

都市公園と3000m級の山々が織りなす風景は富山ならではですね。

 

 

 

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こちらは環水公園メインで撮影。

時間帯・季節によってこの景色も様々に変化していきそうですね。

 

 

 

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オノマトペの屋上は約3,000㎡が屋上緑化されており、これは、美術館としても、植栽の上に人が乗れるものとしても、屋上緑化庭園としては国内最大級です!

 

 

 

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そのため、建物の上にいることを忘れてしまうかのような広さとなっています。

 

 

 

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立山連峰と駅北のビル群を背景に素晴らしい屋上庭園が誕生しました。

環水公園が拡張されたかのようで、富山市の新スポット・憩いの場となりそうです。

 

 

 

【参考記事】

全館開館前の、部分開館時に訪れた様子となっています。

「富山県美術館」が開館! 外観の様子
「富山県美術館」が開館! 内観の様子
富山県美術館に行きたくなる14枚

 

 

 

建設中の様子

建設中の様子はこちら!

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