石川県立歴史博物館は、1986年(昭和61年)に現地で移転開館して以来の大幅リニューアルのために、2013年3月から2015年4月までの2年間休館していました。
そして、先月OPEN!愛称が「いしかわ赤レンガミュージアム」となった、石川県立歴史博物館をご覧ください!
石川県立歴史博物館の外観です。
県外から来た方は「横浜の赤レンガ倉庫みたい」と言っていました。
こちらの赤レンガ建築は、明治42年から大正3年にかけて建てられた、旧陸軍第九師団の兵器庫でした。戦後は金沢美術工芸大学となり、1986年から石川県立歴史博物館となり現在に至ります。
※国の重要文化財に指定されています
旧陸軍の兵器庫として全体が現存するのは、全国でも3都市だけだと言われています。
新緑と重厚な赤レンガがとっても合いますね~
建物自体が、金沢が軍都であった歴史を伝えてくれます
さて、内部へと入ります~
ちなみに、向かって右側が加賀本多博物館となり、旧藩老本多蔵品館から移転したものとなります。赤レンガの兵器庫が建つ前、この地は藩老本多家の屋敷があった場所です。歴史博物館があるこの地は金沢の歴史を支えてきた由緒ある場所ですね。
内部は、係の方に撮影OKと言われた場所を撮りました。(無料ゾーンはOKとのことです)
上の写真は兼六園周辺文化の森のジオラマです。
ブラタモリに使えそうな、地形まで再現された精巧なジオラマとなっています。
壁面には昭和初期に書かれた石川県の地図がありました!
この地図だけで1時間はじっくりと見ていられそうでしたw
上は、現在の小松市です。まだ加賀三湖があり、梯川が湾曲していた時代・・・。
小松駅から私鉄が2本伸びています。尾小屋鉄道と北陸鉄道小松線ですね!
(話し出すとキリがない・・・くらい見とれてしまう地図です)
金沢もこんな感じで・・・言い出すとキリがないので割愛させていただきます(笑)
こんな感じで石川県の地図が能登から加賀まで壁一面にドーンとあります!
絶対見るべきです(笑)
内装もとっても素敵です(撮影可の場所です)
有料ゾーンは撮影禁止でしたが、興味深い展示が沢山ありました!
具体的には・・・
- 兼六園のジオラマ
- 初代金沢駅の模型
- 円光寺団地の地図
- 江戸時代の犀川大橋から片町周辺の絵図をもとに再現した、復元ジオラマ
- 歴史博物館として使われている建物の歴史
- 能登のお祭り体感コーナー
など、こちらも言い出すとキリがないです!
建物の外にもいろいろな仕掛けが・・・
リニューアル前からありましたが、辰巳用水の石管を利用したカスケードが。
運良ければ水が出ているところを見れるかも^^
辰巳用水の石管は、実際に辰巳用水で使われていたものとなります。
貴重なものだと思われます。
重厚な赤レンガも要チェックです~!
赤レンガ3棟を望む
下から見上げてもカッコイイです!重厚感が増します。
そして、大幅リニューアルされたのがこちら!総ガラス張りの休憩スペースが誕生しました!
重厚な赤レンガと見事にマッチし、近未来的に見えます。
休憩スペースからは木々と、赤レンガ建築が見渡せます。
他にも歴史博物館の周りには”遺産”が多く眠っているので要チェックですよ!
・・・と、石川県立歴史博物館を巡ってきました~
リニューアルされた歴博は館内に最新技術が取り入れられ、かつ、来場者を引き付ける仕掛けが沢山ありました。石川県の歴史を学ぶ拠点としては、文句なしの施設となっています!!是非訪れてみてください。
ただ、駐車スペースは少ないので、お気をつけて~