
前回の続きです。
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ディープな街 石坂 建築めぐり その1
ディープな街 石坂 建築めぐり その2
さて、今回も石坂を歩いていきます。
まずはおさらい
遊郭建築(戦後のカフェー建築を含む)の特徴をまとめると・・・
確実に断定はできませんが参考までに・・・
- 柱や床にモザイクタイル
- 窓際に手すり
- 外観がモルタル
- 入口が建物(道路)に対して斜めになっている
- 木彫刻や丸窓など凝った装飾
などがあります。
何度も言いますが、遊廓建築やカフェー建築のルールはなく、全国的に見られる特徴はこのような感じです。
そのため、似た建物があっても確実に断定することはできません。
さて・・・

裏通りからスタート。
写真中央はネオンの跡?
昔は夜になるとこの辺りも光を放っていたのでしょうか・・・?

こちらにもお馴染みの・・・

モザイクタイルがありました。
玄関の柱として緑色の長方形タイルが敷き詰められています。

さらに西側へ進むとこれまたディープなエリアが。
こちらも現在はスナックなどになっています。
入口の斜め扉などちょっと赤線の名残があるでしょうか?
写真右側の路地を進んでいきます。

この狭い路地にもお店が。
シャッターは閉まってます。

さりげなく足元には凝ったデザインの石が

三角形の石を組み合わせています。

それにしても狭い路地

路地を抜けた先です。
こちらもまた素敵なデザインの建物が沢山あります。

中でも気になったのがこちら。
金沢町家空間・凛凛さんです。
こちらは遊郭建築をそのまま活かしたお店になっていることが特徴です。
中には「ちび和カフェ」というカフェもあるとのこと。
いつかは実際に内部も見てみたいです。

遊郭建築をカフェにするお店は少ないので、全国的に見ても貴重なのかも。

モザイクタイルの状態も素晴らしいですね。

入口の電灯も当時のもの?

凛凛さんの向かいの建物も・・・

2階には電灯が。
これも遊郭建築っぽいですね。

玄関部です。

こちらもほぼ確定です。

さらに隣接する建物は”いかにも”匂いますね。

玄関部はこれまたカラフルなモザイクタイルがありました。

こちらは戦後のカフェー建築の典型例ですね。

お店の看板もありました。
現在は一品料理店になっているみたいですがやっているのかな・・・?

この玄関部がなかなかいいですね。
本日はここまで。
次回へ続きます
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