
日本郵政金沢ビル跡地に、ケン不動産リース株式会社のプレミアホテルグループが運営する高級ホテルが開業することが明らかになりました!
2020年夏に着工し、2023年初頭開業予定です。
ホテルブランドは未定ですが、どのようなホテルになるのか見ていきましょう。
概要

名称 | (仮称)金沢尾張町ホテルプロジェクト |
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所在地 | 石川県金沢市尾張町一丁目370番他 |
敷地面積 | 4,057.40㎡ |
建築面積 | 不明 |
延床面積 | 15,859.67㎡ |
構造 | 鉄筋コンクリート造 地上6階・地下1階 |
用途 | ホテル |
客室数 | 223室(予定) |
高さ | 不明 |
建築主 | 株式会社ケン・コーポレーション |
設計者 | 株式会社国建 |
着工予定 | 2020年夏頃(予定) |
完成予定 | 2023年初頭(予定) |
建築主は、株式会社ケン・コーポレーションとなっています。
土地所有者は日本郵便株式会社で、株式会社ケン・コーポレーションが土地を賃借・建物を建築し、プレミアホテルグループ(ケン不動産リース株式会社)がホテル運営を行います。
ケン・コーポレーションについて
ケン・コーポレーションといえば、首都圏を中心に国内外に不動産事業を展開し、主に高級不動産を取り扱う会社です。金沢市のインターナショナルブランドホテル事業(※)では、公募型プロポーザルで惜しくも次点交渉権者となっていました。
※現在は優先交渉権者となったオリックスがハイアットセントリック/ハイアットハウスを建設しているところです。
https://www4.city.kanazawa.lg.jp/11001/internationalbrandhotel/kekka.html
当時の新聞記事によれば「ケン・コーポレーション-ハイアット」の組み合わせで提案されていたとされます。

外観は暖色系の外壁材を用いて、高級ホテルに相応しい、落ち着きのあるデザインとなっています。
西側にエントランスが設けられ、北棟と南棟の2棟構成?のなるみたいですね。
中央は庭園なのか、広場なのか、詳細な設計図がないため分かりません。
プレミアホテルグループについて
運営は、全国でホテルを展開する、ケン不動産株式会社の「プレミアホテルグループ」となります。
プレミアホテルグループは、自社の高級ホテルブランド「プレミアホテル」のほか、
- 山楽
- ハイアットリージェンシー
- ヒルトン
- マリオット
- 日航ホテル(グアム)
など、国内外で高級ホテル・リゾートホテルを運営しています。
プレミアホテルグループは実はすでに金沢に進出しており、金沢白鳥路 ホテル山楽(金沢白鳥路ホテル)を運営しており、大正モダンの高級温泉ブランド「山楽」の1つとして人気を博しています。
現在は、ハイアットリージェンシー横浜を建設中など、今後もさらに運営するホテルが増えていきそうです。
ちなみに、金沢の物件の設計は株式会社国建となっており、同社が運営するハイアットリージェンシー沖縄を設計した会社です。
客室面積は34㎡超を予定
尾張町に建設されるホテルは、客室面積は34㎡となっており、金沢駅西口のハイアットセントリック金沢/ハイアットハウス金沢の広さに匹敵します。
また、スイートルームは客室面積67㎡を予定しており、周辺のホテルとは一線を画した、高級都市型ホテルならではの客室となりそうです。
現在の様子

現在の様子です。こちらは南側から見た様子です。
現在は、コインパーキングとなっています。

敷地西側の様子です。
こちらがホテル正面になります。

完成イメージ図にも描かれているマンションが上の写真の左側のマンションですね。

敷地北西側角には金沢近江町郵便局がありますが、工事中は仮移転し継続して営業する予定とのこと。ホテル完成後は再び現地で営業するのかは不明です。

敷地は約4,000㎡あり、とても広いです。

敷地北側から見た様子。

付近はNTTなどの企業や証券会社が点在するエリアな一方で、古くからの金沢町家が残っているエリアです。

ホテルの建設ラッシュが続く金沢市ですが、高級ホテル計画の正式発表は、金沢駅西口のハイアットセントリック金沢/ハイアットハウス金沢、森トラストによる「金沢広岡計画」、に続き、3軒目となります。

ケン・コーポレーションは、兼六園横の兼見御亭の土地も取得しており、今後の動向が注目されます。
過去記事
・日本郵政金沢ビル跡地は駐車場になりました 2016.12
・日本郵政金沢ビル跡地は暫定利用へ!(2016.3)