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石川県庁舎展望ロビーからどこまで見えるのか?写真を分析してみた!【加賀方面編】

石川県の行政庁舎「石川県庁舎」

高さは98.8mあり、18階の展望ロビーからは加賀地方から能登地方まで一望できます。

 

ぼーっと展望台で夕焼けを眺めるのもいいものです。

ふと疑問に思うのが、「石川県庁舎からどこまで見えるのか?」

気になったので視界がいい日に石川県庁舎に登って写真を撮影し、分析してみました。

 

過去には富山県砺波市の夢の平スキー場から石川県庁舎を確認することに成功しました!

砺波・夢の平スキー場から金沢の”あの建物”が見える⁉ 今年もあと数えるほどになりましたが、今秋に富山県砺波市の夢の平スキー場で行われる「夢の平コスモスウォッチング」へ行ってきました。 ...

 

理論限界距離を計算

観測者の高さから地上の見渡せる範囲を計算してみると、石川県庁舎展望ロビーを90mと換算(海抜は5.6mで高さが98mなのでこのくらい?)して、

理論上は35km先の地平線まで見ることができるそうです。

 

理論上は石川県庁舎展望ロビーからは赤丸で囲ったエリアが見られるわけです。

これはあくまで全ての地形が0mだった場合です。

つまり、山の陰に隠れれば見えない部分がある一方、地形に「高さ」があればもっと遠くまで見られるわけです。

 

加賀方面を分析すると…

今回は加賀方面を見ていきます。

遠景で撮るとこのような感じです。撮影日は7月の風が強い日。風が強いと空気中のチリなどが少ないせいかくっきり見えます。

 

まずは、いしかわ総合スポーツセンターなどがある方面を見ていきましょう。

 

アップで見るとジャパンディスプレイ白山工場や手前にみどり団地が見えました。

そして背後には日本海が見えます…!

もう少し、左側へカメラを回してみます。

 

日本海の向こうに陸地が?

左手前には西部緑地公園の石川県立野球場が見えます。

そして注目ポイントとして日本海の奥にうっすら陸地らしきものが見えます…!

ここで、Googlemapを使ってこの陸地が何なのかを分析していきます。

ヒントとなるのが陸地の手前の建物です。写真を見て把握できたのが、エース物流サービスさんとホクショーさんの建物です。

石川県庁舎展望ロビーと上記の建物を結んだ延長線上に陸地の正体があるはずです。

 

 

2地点を結ぶ延長線の先にあったのは・・・

なんと、福井県の東尋坊…!

石川県庁舎展望ロビーから約60km離れた東尋坊まで見ることができました!

 

そして、お分かりかもしれませんが、陸地①は、加賀市のパワースポットとして知られる「加佐ノ岬」でした!

 

まとめるとこのような感じです!

 

能美市・白山市笠間地区方面

能美市・白山市笠間地区方面を望む。

こちらも西部緑地公園の背後に見えました。

そして、遠くに大きくそびえる山はなんと、福井市の国見岳(標高655m)でした!

位置関係はこのような感じです。石川県庁舎展望ロビーから75km先となります…!

 

小松市・加賀市方面

小松市と加賀市方面を見た様子です。

小松市役所や小松基地のアンテナまで確認できました。

そして、加賀温泉駅裏手にある観音様も確認できました。

高層建築が少ない分、特徴ある建物ならはっきり分かりますね。

 

松任・寺井方面

白山市松任地区、能美市寺井地区方面です。

手取フィッシュランドの観覧車が確認できます。

 

実際に見ているエリアはこのような範囲となっています。

カメラの圧縮効果で松任駅と小松駅が同時に見えるなんて違和感ありますが、事実です。

 

白山市方面

遠くには加賀市の富士写ヶ岳を望むことができました。

 

また、旧辰口町の芳珠記念病院や、(最初はレンズのホコリかと思ったのですが)天空の宿坊「生雲」さんでした…!

 

野々市市方面

野々市市方面です。ランドマークとなる建築物が少なかったですが、その分色々な建物が見られます。

 

山のほうにはJAIST(北陸先端科学技術大学院大学)が見えました。

 

肉眼ではこのような感じに見えますが、遠くはどういった感じで見えているのか分かりました。石川県庁舎展望ロビーは双眼鏡等が無いので、新たな発見かもしれません。

能登方面編はこちら

石川県庁舎展望ロビーからどこまで見えるのか?写真を分析してみた!【能登方面編】 前回の加賀方面編に続き、能登方面編です…! 前回の記事はこちら https://kanazawamachigatio...
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