ホテルの計画はまだ浮上しています!
金沢駅西口の50m道路沿いの通称「駅西10ブロック」に新たなホテル計画が浮上しました!
まだ詳細は明らかになっていないものの、地権者の会がホテルなどの誘致を計画中です。
今後、ホテルブランドやデベロッパーなどが明らかになると思われます。
場所は?
場所は、金沢駅西口の50m道路沿いとなります。
この界隈は、NHK金沢放送局の新社屋やホテルビスタ金沢、ホテルマイステイズプレミア金沢など、ここ2~3年で集積が進んでいます。
残る大きな土地は、NHK金沢放送局新社屋と金沢パークビルの間の敷地約7,000㎡となっており土地活用に注目が集まっていました。
このうち、開発を計画している土地はNHK金沢放送局新社屋に隣接する土地約4,000㎡です。
現在は月極駐車場やコインパーキングとして利用されています。
経緯は
金沢駅近くの広大な土地は金沢市を含む複数の地権者が、金沢駅西口に相応しい活用を模索してきました。
そこで今回、話がまとまったことから敷地一体の売却に向け、金沢市が所有する敷地内の土地459㎡(2002年取得)と366㎡(2014年取得)の売却を要請したことから今回の計画が明らかになりました。
金沢市の山野市長は、
「当初から一体で売却して開発するということは地権者の間で合意できていた。これまでも地権者にたくさんの話があったと聞いている」
「今回、あるデベロッパーから話をいただき、おおむね地権者と合意をしたということで市としても協力してほしいという要請があり、(中略)売却に向けて協議を進めていく」
と今回の経緯について説明したそうです。
ホテル計画に関して
過去には現在のNHKの敷地と合わせて、金沢市が敷地面積10,000㎡の再開発計画を計画した時期もありました。
そして、約4,000㎡の土地にホテル開発計画が浮上ということで驚きましたね。
まず、敷地面積の広さです。
普通のビジネスホテルなどは敷地面積800㎡前後~2000㎡前後あれば十分客室数を確保できます。
例えば、現在建設中のユニゾインエクスプレス金沢駅前は約1,000㎡の敷地に394室、御宿野乃金沢は約1,600㎡の敷地に307室を計画しています。
しかし、今回浮上した計画の敷地はその倍以上の約4,000㎡。
これは、都市型ホテルで宴会場を備えている金沢都ホテル(再開発中)やANAクラウンプラザ金沢の敷地に匹敵します。
ここからはあくまで予想ですが、敷地面積的にホテル以外の付帯施設が考えられます。
例えば、商業施設やオフィス、立体駐車場などです。
金沢駅西口に建設中のハイアットのツインタワーは敷地面積7,500㎡と広大な敷地ですが、ホテル以外の付帯施設として商業施設、庭園、駐車場、マンションなどがあります。
また、金沢都ホテル跡地はホテル以外の付帯施設として商業施設、オフィスが想定されています。
こういった流れから推測するに、ホテル単体ではなく付帯施設がある複合ビルになるのではないかと思われます。
仮に、ホテル単体で建設されるならば、客室や建物等に非常にゆとりをもったホテルとなることが想定されます。
そうなると単なるコンパクトな客室を持ったホテルではなく、ラグジュアリー・非日常的を提供する外資系ホテルなどが考えられるのではないでしょうか。
駅西では開発計画が目白押し
金沢駅西口では今後も開発計画が目白押しで、建物が完成したと思ったらまた新たに建設が始まるという状態が続いています。
少し前に作成した図なので、最新の情報ではありませんが今後は、
- NHK金沢放送局の新社屋への移転開館
- ハイアットセントリックを筆頭としたツインタワーの建設
- レーベン金沢ミッドウエストタワーの建設
- JR社宅跡地再開発 (日本銀行金沢支店の移転等)
- 西日本ジェイアールバス跡地再開発(オフィス、ホテル、駐車場などを構想)
- ケイエルリースのホテル建設
- 大和情報サービスのホテル建設
- ホテルビスタ金沢の建設
などが計画されており、これに今回浮上したホテル計画も加わることになります。
金沢駅から徒歩5分で目抜き通りに面した敷地面積約4,000㎡の開発は、ハイアットのツインタワー、金沢都ホテル再開発に次ぐ規模の大型開発が想定されるため、非常に期待しています!
また、続報があり次第お伝えします。