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さらば…金沢みなと会館 閉館前日の様子 2019.9

金沢市無量寺町にある金沢みなと会館が2019年9月2日をもって閉館しました。隣接地では代替施設となる「金沢港クルーズターミナル」が2020年の完成に向けて建設中です。

今回は閉館前日となる9月1日に訪問してきました。

 

金沢みなと会館の概要

名称 金沢みなと会館
所在地 石川県金沢市無量寺町
延床面積 2,095㎡
構造 S造2階
竣工年 1972(昭和47)年

金沢みなと会館は、金沢港が開港した1970(昭和45)年の2年後となる、1972年に開館しました。

向かいにある無量寺岸壁は「旅客岸壁」として整備されたもので、金沢港に寄港する客船の「海の玄関口」として機能し、乗船待合室としての機能だけでなく、

  • レストラン
  • 喫茶
  • 会議室
  • 宿泊施設

など、多目的施設として整備されました。

2001年・2008年に改修工事を行ったものの、開館してから築47年が経過し老朽化していました。

 

 

金沢みなと会館と金沢港クルーズターミナルの2ショットです。

 

 

金沢みなと会館宿泊部の建物。宿泊施設には格安で宿泊することができました。

 

 

屋上には金沢みなと会館の文字が。

 

 

エントランス周辺の様子。

 

 

植栽には金沢市の紹介パネルが。

 

 

犀川と浅野川の川の流れと金沢の街、そして新旧が融合する金沢の街について書かれています。現代だとデジタルサイネージなどで観光案内するでしょうが、スマホ等の携帯端末の発達でこういった文章で書かれているパネルも少なくなっていますね。

そして、英語、ロシア語、韓国語、中国語、日本語の5か国語表記となっています。

 

 

 

丸いアーチが可愛い建物です。

 

 

自動ドアにはイルカが描かれていました。

 

 

ホールはちょっと薄暗い感じでしたね。

 

 

館内の様子。階段周辺。

 

 

建物は気軽に出入りできるようになっていました。

 

 

陶器でできた扉の取っ手部分。

 

 

2階にはレストランが入っていました。

(※9月1日は2階以上へ行けなかったため別日の撮影です)

 

 

レストラン・カフェの様子(別日撮影ですが、このときは営業していませんでした)

 

 

クルーズ船が寄港しているときは屋上から船を眺めることができます。

 

 

屋上には大きな文字で「金沢港」と書かれていました。

 

 

1階ホールにあった金沢みなと会館平面図です。

当時の手書き製図のコピーがそのままフロアマップとなっていました。

 

というわけで館内の様子を記録がてら見てきましたが、1970年代らしさ(内装など)が所々残っている感じでした。これから金沢港クルーズターミナルが完成し解体されると、ひっそりと忘れされられていきそうですね…

ここにその記録を残しておきます。金沢みなと会館、開館から47年の歴史に幕を閉じました。

 

金沢港クルーズターミナルの概要についてはこちら

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