護衛艦かがの一般公開の現地レポートの続きです!
前編では、護衛艦かがの紹介、対岸からの様子、艦内の様子(エレベーター昇降、ハンガー)、甲板の様子(ヘリコプター)を紹介しました。
前編をまだ見ていない方は、こちらより先に読むことを推奨します。↓
護衛艦かが 金沢港に寄港!一般公開 現地レポート 【前編】
後編では、かがの艦内の様子(伝統工芸品)や甲板の様子(続き)を紹介していきます。
甲板にて・・・(続き)
前編ではヘリコプターを中心に紹介しましたが、この広い甲板にはほかにもいろいろありまして、見ていきます。
防衛システム
護衛艦かがも含まれる、いずも型護衛艦は、海上における司令部や航空機の運用としての役割がメインで、同じヘリコプター搭載護衛艦のひゅうが型護衛艦と違って、対潜ミサイルなどを搭載していないため、攻撃能力は低く、自ら戦闘に向かう艦ではないとされています。
それでも、万が一に備えて、近接防衛システムは備えています。
上の写真は、ファランクス近接防衛システムで、巡航ミサイルや航空機からの攻撃に対する最後の防衛手段として使われます。万が一の際には、探知から追尾、識別、撃破、撃破確認まで全自動で行ってくれます。
護衛艦かがには前と後ろに1基ずつ搭載されているみたいです。
こちらは船首部分の様子です。奥には日本国旗が見えます。
艦橋の様子です。写真左側には、SeaRAM近接防衛システムが搭載されています。
日本の護衛艦ではいずも級護衛艦で初搭載されたものです。こちらは超音速対艦ミサイルの防衛に使われます。こちらも全自動で連続で打ちっ放しが可能となっています。
どちらの近接防衛システムも万が一の最終手段なので、よっぽどのことがない限り作動しないのではないでしょうか。
護衛艦かがには艦橋と後ろに2基搭載されています。
他にも、MOD(自走式デコイ)、FAJ(投射型静止式ジャマー)など、対魚雷用のシステムも備えています。
金沢港の眺め
さて、甲板からの金沢港の眺めは最高でした。
護衛艦いずもの高さが49mなので、最高部はほとんど同じだと思われます。甲板までは地上20m~25mくらいでしょうか?
金石・大野方面の様子。
金沢港の入口部分が一望できました。風もあって気持ちよかったです。
金沢市街地方面の様子。
遠くに石川県庁やポルテ金沢が見えます。金沢は市街地と港が近いのが良いですよね。
(ここも、望遠レンズ持ってくればなぁと思ったり・・・)
賑わう甲板の様子
時間の経過とともに甲板には人が溢れてきました。
艦橋を望む。艦橋も非常に大きなものですね。甲板に上って改めて思いました。
ちなみに、行列は物販の列となっています。グッズを買いたくて並びたかったのですが、あまりに長蛇だったのであきらめました。しかし、大浜ふ頭に並んでいた物販店に甲板の物販テントと同じ商品が販売されていたので、そちらで買いました。(物販店に並んでいたのも公式なんですかね?)
そして、前編の対岸から見えていた日章旗には「加賀」の文字が。
フォントといい、デザインといい、めっちゃかっこいいですね。
ヘリと艦橋
船尾の日章旗が風になびいていました。
いよいよ艦内見学!
エレベーターでハンガーに戻り、続いて、艦内見学ルートを探索します。
長い行列・・・
艦内を見学するためには狭い階段を上る必要があり、100~200人単位で甲板へ輸送するエレベーターと違って、1人ずつ登っていくので、非常に長い行列でして・・・40分~50分並びました。
写真に写っている人は艦内見学の行列です。
定期的に琴の演奏が行われていたみたいですが、僕が行列に並んでいるときはちょうど、音楽が鳴ってきて、自衛官が出てきたので何が始まるんだろうと思ったら、まさかのラップでした!(笑)
しかも、本当に上手いですし、拍手が起こってました。自衛官は様々な能力を持っていますね。
並んでいる間に撮影した護衛艦かがのタペストリー。
文字の背景には、兼六園の雪吊りが。
艦内見学では石川県にゆかりのある艦であるところが沢山出てくるので、お楽しみください。
艦内見学は順路に沿って進みます。
通路にはパイプ類が沢山。過去に、補給艦おうみや護衛艦みょうこうを見学したことがあるので、久しぶりに見るこの光景だな、と思いながら・・・。
それでも、今年3月に就役しただけあって、なんだか新築のような香りがするんですよね。まだ新しさがありました。
伝統工芸品あふれる士官室
士官室の様子です。
こちらにも加賀さんが!
壁には、加賀友禅で霊峰白山が描かれています。
日本海から見た様子でしょうか。
艦長が座る席の背後には”かが”の書とロゴマークが描かれた太鼓が。
その隣にもかがのロゴ(刺繍)と模型が置かれていました。
護衛艦かがのロゴについて
護衛艦かがのロゴは公募によって決まり、加賀藩の名産である金箔や加賀友禅をイメージした華やかな意匠で国内外で活躍する護衛艦としての日本らしさを強調したデザインとなっています。
個人的にこのロゴは護衛艦といえども奥ゆかしさのあるデザインで非常に気に入っています。
迷路
再び、通路を曲がりながら登りながら順路を進んでいきます・・・
内部は複雑で、同じような空間が連続しているため、まるで迷路のようです。
この迷路を進んだ先にあったのは・・・!
所縁の品々が並ぶ展示室
船内展示室がありました。この展示室はこの見学で40~50分並んだ価値が十分にある空間でした。
画像中央には九谷焼の皿があります。
護衛艦かがに収められた、ゆかりの品々が並びます。
石川県の伝統工芸品から、個人製作のものまで、多くの作品が並んでいました。
白山と絡めた切り絵に、厨房かが⁉実在するのでしょうか⁇
初代加賀と護衛艦かがの模型比較。
全長がほとんど変わらないことがよくわかります。
加賀と書かれた帽子など(隊員はつけていました。グッズ販売でもありましたね)
自衛艦命名書です。中谷防衛大臣(当時)のものです。
命名された時は、いつかは金沢港へ・・・と思ってましたが、すぐには叶わないだろうと思ってましたが、就役して半年もたたずにお国帰りを果たしました。
これは神主が読み上げたものでしょうか。
全てを撮影しなかったですが、護衛艦かがに献上された様々な品が並んでいました。
石川県出身として、特別な思いで見ていました。
その後は、甲板へと出るルートになっていました。
護衛艦かがを外側から撮影
なんだかんだで艦内には2時間半ほどいました。大変満足したので、続いては、大浜ふ頭から撮影した護衛艦かがの写真です。
大浜ふ頭には飲食店や物販店が出店し、長い行列ができていました。
そのあたりから護衛艦かがをパシャリ。
やはり、人と比べるとそのスケールが分かりますね。
写真左側の巨大屋外ステージみたいなのは、前編で紹介した巨大エレベーターのもう一つのエレベーター、デッキサイド型エレベーターです。
デッキサイド型エレベーターを近くで見た様子です。
こちらは名称の通りデッキサイドにあります。こんな巨大なものが昇降するなんて、考えられないですね~。
今回のタイトルにも使った一枚。
このアングルが一番しっくりきますね。青空に映えます。
いよいよ最後の1枚となりました。
大野ふ頭西側から見た様子です。
海上自衛隊の最新の護衛艦にして、最大の護衛艦 かが の一般公開のレポートでした。
さいごに
広島の呉に所属とはいえ、石川県に所縁のある艦であることが随所で分かりました。
護衛艦かが が活躍してほしいところではありますが、有事が起こることなく、平和的利用で愛され続けるのがいいですね。
ここ数年は隣国とも緊張が高まりつつあります。先日も石川県沖の大和堆(EEZ圏内)で、北朝鮮から来た漁船が違法操業を行っており、石川県のイカ釣り船がやむなく北海道の漁場で漁を行わざるを得なくなる問題や、中国軍の影響による、航空自衛隊小松基地のスクランブル発進の増加があります。
護衛艦かがが実際に隣国との有事が起こり本格的に運用されるよりも、こうした広報活動や災害派遣など国内での平和的な利用で使用され続けることを祈っています。万が一のことが起こらないためにも護衛艦の配備等で抑止力を高めていく必要があるのかもしれません。
前編、後編見てくださった方、本当にありがとうございました。
また、いつか金沢港でお目にかかるのを楽しみにしています。
護衛艦かがの一般公開の様子はこちら!
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