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金沢市が外資系ホテル誘致へ!

金沢駅西口に外資系ホテル誘致 金沢市の重点戦略

 金沢市は24日、今後10年を見据えて取り組む施策をまとめた「重点戦略計画」を発表し、金沢駅西口側の市有地に外資系ホテルを誘致する方針を示した。来春の北陸新幹線金沢開業で、外国人観光客の増加が見込まれる中、日本海側で初めて世界的な外資系ホテルを立地させることで都市の格付けを高め、海外からの来訪者や国際会議の誘致への波及効果を狙う。東京五輪が開催される2020年までの開業を目指す。

 金沢市新年度当初予算案に駅西広場周辺地域開発推進費500万円を計上した。外資系ホテルの立地可能性調査をはじめ、新たなにぎわい拠点施設の立地環境調査や市場調査を進める。

 金沢市によると、外資系ホテルの立地は、世界の都市の格付けを決める一つの基準となっており、国際会議や国際学会の開催地を決めたり、外国人観光客が旅行先を絞ったりする際に大きく影響するという。国内では札幌や東京、大阪、福岡などの大都市に限られる 。

 外資系ホテルを誘致する市有地「61街区」は、3月22日に完成する金沢駅西広場に 隣接し、面積は約7500平方メートル。1998年に旧国鉄清算事業団から取得した当時は「金沢テレコムタウン構想」に基づく情報通信施設「テレコムセンター」の候補地とされたが、景気の低迷で民間活力の導入が難しく、立ち消えとなった。以来15年間、駅西暫定駐車場としてきた。

 北陸新幹線金沢開業を控え、金沢駅西地区ではマンションやビジネスホテルなど、民間資本による開発が加速しており、同地区の地権者らからは、低利用地を放置してきた金沢市の責任に焦点が集まってきた。

 金沢市は「金沢駅に隣接した非常に大切な土地であり、つまらないものを建てては市民の理解が得られない。世界に誇る文化土壌や新幹線開業をアピールし、日本海側初の外資系ホテル誘致につなげたい」(企画調整課)としている。

(2014年2月25日北國新聞)

 

 

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(外資系ホテルを誘致する駅西暫定駐車場)

 

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いよいよ、金沢市が金沢駅西口に外資系ホテルを本格的に誘致することを発表しました!

おそらく、この記事を読んだ方は「またホテルか。ホテルばっかりできて商業施設のひとつふたつ出来ないのか?」と思った方も多いことでしょう。

しかし、外資系ホテルは今後の金沢を考える上で誘致しておくべきだと思います。

記事にも書いてあったとおり、外資系ホテルは

・世界の都市の格付けを決める一つの基準

・国際会議や国際学会の開催地を決めたりする基準

・外国人観光客が旅行先を絞ったりする際の基準

になるのです。

(以下は私的な意見となります)

理由としては外資系ホテルは世界一律のサービスで他の国内資本のホテルに比べて外国人が安心感を持てるホテルのようです。

例えば、海外へ初めて単独で旅行に行き、海外に国内にも進出しているホテルブランドと、聞いたことのない名前のホテルがあったとしたらどちらが安心するでしょうか?

外資系ホテルは都市の格を決める一つの基準となります。


日本では都市の格と言えば政令指定都市(人口50万人以上)や中核市(30万人以上)などがありますね。最近では自治体同士の合併が盛んに行われ政令指定都市が溢れてきた感がありますが、実際に近年、政令指定都市になった新潟市や岡山市、熊本市などは政令指定都市という理由から出店したお店も沢山あったりします。

世界的には外資系ホテルが都市の格を決める一つの基準と言えそうです(もちろんこれも一概に言えません)。

外資系ホテルがあるからと言って、世界的に有名なブランド店がいくつも出店する事は可能性が極めて低いです。

じゃあ何の恩恵があるんだ?という事になりますが、外資系ホテルがあれば国際会議が誘致しやすくなります。例えば、会議・学会の誘致を行う時に、金沢と同じスケールの都市が名乗りを上げたなら、金沢の美しい観光資源と北陸新幹線での東京とのアクセスの良さをアピールするとともに「kanazawa」には外資系ホテルがあるとアピールすれば、外資系ホテルが強みになり開催地が金沢に決まる可能性だってあるのです。

会議や学会の開催地が金沢に決まったとなると、多くの外国人が金沢に訪れる事になります。学会では外国人ばかりでなく、日本全国から人が集まる事になるでしょう。

そうなると、交流人口の拡大にも繋がります。

そして、学会や会議の合間に、金沢の街並みや観光地を散策してもらう事で、少しでも多くの人がリピーターとして、観光客として、金沢に訪れてくれるかもしれません。

そうなると、外国人観光客はどこに泊まろうか、となります。外資系ホテルがあれば、外国人観光客が旅行先を絞ったりする際の基準となり、外国人観光客の増加につながります。

そして、同時に日本人観光客も増加すれば、金沢市中心部も賑わいが戻り、少しずつ寂れてきた感じの中心部に商業施設の再集積も大いに可能性はあります。

外資系ホテルの誘致は個人的には、観光客にとっても市民にとっても「WIN WINの関係」だと思います。

だからこそ、金沢に外資系ホテルが誘致できたらいいなと思います。

2020年までの開業に期待します!

 

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