2017年10月18日に金沢港にガントリークレーンが到着し、21日に陸揚げされました。
金沢港に2基目となるガントリークレーンを見てきました!
まずは石川県庁舎展望ロビーからの様子です。
右側が2005年に導入されたガントリークレーンです。
そして左側が今回新たに導入されたものとなります!
新たに導入されたガントリークレーンは、三井造船大分工場で建造されたもので、すでに組み立てた姿で金沢港へ運ばれました。
つり上げ荷重は45tということで現在1基あるガントリークレーンを上回るということですが、石川県金沢港湾事務所のサイトを見ると今あるガントリークレーンのつり上げ荷重も45tとなっているのですが、同じなのでしょうかね・・・?
コンテナの取扱量も数年前と比べてずいぶん増えたように感じます。
取扱量はリーマンショックで一旦、落ち込みましたが、その後は右肩上がりで推移し、2015年には過去最高となっています。
続いて、金沢みなと会館からの様子です。
石川県No.2の文字が!現在、試運転中とのことです。
1基目には「石川県」の文字が書かれています。
2基を比較すると、基本的な形は同じ(首は上下稼働可能)ですが、足の部分は形状が若干異なるみたいです。
金沢港で2基体制となったガントリークレーン。貨物取扱量が増えれば貨物便も増え、太平洋側まで運んでいた貨物を金沢港から輸出することが容易になります。
さらに金沢港の港湾機能が高まりました。
最後にガントリークレーンを2基設置するメリットを・・・
↓
整備効果は
1.2隻同時接岸が可能
現在、ガントリークレーンが1基なので、貨物船からのコンテナ積み下ろしは1度に1隻のみとなっています。
しかし、ガントリークレーンが2基となることで、貨物船からのコンテナ積み下ろしが2隻同時に行うことが可能になります。
よって、荷役時間が大幅に短縮されることになります。
2.リスク分散
現在のガントリークレーンが1基体制だと、仮に、ガントリークレーンが故障すると、コンテナの積み下ろしができなくなり、物流に多大な影響が生じます。
そこで、2基あれば、1基が仮に故障しても、もう1基で対応可能になります。
(石川県より引用)
こちらについては、金沢港大改造の記事でも書きました。
詳しくはこちらです。
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【特集】 金沢港が開港以来の大改造に着手へ!前編
【特集】 金沢港が開港以来の大改造に着手へ!中編
【特集】 金沢港が開港以来の大改造に着手へ!後編