金沢市内を流れる浅野川に架かる中島大橋の架け替えに向けて、準備が進んでいます。
中島大橋は、金沢駅東口から金沢東警察署へと向かう、東大通りにある橋で、昭和30年に現在の橋が架けられました。
現在も金沢市東部方面から金沢駅に向けての重要な幹線となっており、道路の4車線化が進んでいますが、中島大橋の区間のみ2車線となっているため、架け替えられる予定です。
そこで、現在の中島大橋を見ていきます。
橋の親柱・街灯も時代を感じます。
橋の銘板
「なかじまおおはし」と書かれています。
橋の構造はローゼ橋となっています。
ローゼ橋と言えば、浅野川大橋より少し上流にある天神橋もローゼ橋ですね。
カラーは薄いピンク色です。
金沢東警察署方面
撮影時は工事に向けて周辺の建物を解体中でした。
こちらは金沢駅方面の様子
中島大橋手前には郵便ポストもあります。
東警察署側の銘板には、昭和三十年五月架の文字が。
東側から見た様子です。
再び金沢駅方面の様子。
中島大橋の架け替えについて
(金沢都市計画道路の変更 議案363号 より引用)
中島大橋は現地での架け替えとなります。
しかし交通の往来も激しく、道路を完全閉鎖しての架け替えは交通に支障が出るため、浅野川下流側に仮設橋を建設するそうです。
仮設橋が完成した後に現在の中島大橋を解体し、4車線化された新橋が架橋されます。
幅員も13mから20mに拡幅され、歩道幅も2.5mから3.5mに拡幅されます。
また、中島大橋の架け替えに合わせて、周辺道路の改修をするそうで、京町交差点(松屋がある辺り)はカーブがややきつく、”くの字”になっているのですが、角度を緩くするみたいです。
昭和30年から60年以上親しまれてきた橋ですが、いよいよ架け替えとなります。
新しい中島大橋も浅野川の川筋景観に溶け込むものになってほしいですね。