ご無沙汰しております。最近は忙しく、ブログの更新や取材をする時間が無く、更新が滞っていますが、できる限り更新したいと思っているので今後もよろしくお願いします。
さて、富山市中心部の総曲輪地区に複合ビル「ユウタウン総曲輪」が開業しました。
再開発ビルの映画館開業初日(2016年6月4日)の訪問レポートを書きたいと思います。
ユウタウン総曲輪は総曲輪西再開発事業により、整備された複合再開発ビルです。
総曲輪西再開発事業 は、路面電車(以下セントラム)の電停前に位置しており、総曲輪通り商店街の最西端に位置するなど、中心商店街の玄関口としての役割が期待できることから、「駅前広場」に変わる「(仮称)トランジットプラザ」を整備し、セントラム、バス、自動車、自転車、徒歩など異なる交通モード間の結節機能強化を 図り、各商業施設やシネマコンプレックス、駐車場の出入口を総曲輪通りに面して設置することで複合施設のメインストリートとして高い集客効果と利便性を持ち合わせた回遊動線を創出することを目指しております。
(総曲輪西再開発事業 より引用)
■概要
敷地面積 約5686㎡
延床面積 約25580㎡
規模 地上9階 地下1階
再開発ビルの中央には全面アーケードが設けられ、再開発前の総曲輪西地区にあったアーケードが復活したことになります。
そして、写真左側には、ドーミーインを展開する共立メンテナンスが和風ホテル「野乃」を鳥取・境港に次いで、全国2番目に開業しました。
また、和風ホテルからアーケードを挟んだ向かいには、480台収容の立体駐車場「NPCパーキング」がオープンしました。
中心市街地にあるため、縦ラインの美しいデザインになっています。
早速、アーケードの中へ入ってみましょう!
アーケードの内部の様子です。
従来よりアーケードの高さが高くなった感じがします。
映画館(後述します)の開業初日ということもあり、テレビカメラもいました。
そして、アーケード内には机と椅子があり、移動販売車もいました。また、楽器を自由に触ることが出来るコーナーもありました。
奥に見える総曲輪アーケードとも連続した空間になっています。
そして、ユウタウン総曲輪の目玉、8スクリーンを備えたシネマコンプレックス「JMAXシアターとやま」が開業しました。
JMAXシアターは上越の金子興業が運営する映画館で、新潟県以外での進出は初めてです。
富山市中心部では、シアター系のフォルツァ総曲輪に次いで2館目です。(なお、フォルツァ総曲輪は今秋より休館予定です)
国道41号線に面した部分では、サークルKがオープンし、大きなイートインスペース付きの、(おそらく)富山県で最も店舗面積が大きなコンビニとなります。
反対側の大手モールから見た様子です。
大手モール側入り口は、「トランジットプラザ」となっており、交通結節点の役割のほか、イベント広場としての役割も果たすそうです。
大手モール側のアーケードの入り口です。
裏表がない再開発ビル(どちらも正面のようなファサード)というのが特徴的ですね。
ユウタウン総曲輪前には、富山地鉄市内電車の大手モール駅があります。(時間が無くて、市内電車との2ショットは撮影できませんでした)
電停とユウタウン総曲輪を絡めて…
ユウタウン総曲輪の南側には、地権者用のマンションが整備されました。情報によると一部は分譲(賃貸?)されているようです。
ユウタウン総曲輪の案内板です。
実は、ユウタウン総曲輪の開業日に全テナントが間に合わず、まだ空きテナントも多い状況になっています。
どうやら、テナントは決まっているけどテナントの開業時期は揃わない形になります。
(一部は現在も決まっていないという噂も)
まだ、全面開業していないので評価はできませんが、映画館は郊外と差別化を図ることで、中心市街地に滞在し、回遊性が生まれるといいですね。
中心市街地に映画館(シネコン)を開業させる試みは、鹿児島などでも事例はありますが、北陸・富山でも成功するのか注目していきたいです。
過去記事
・総曲輪西再開発事業 2016.2
・総曲輪西再開発事業 2015.11
・総曲輪西再開発事業 2015.9
・総曲輪西再開発事業 2015.5
・総曲輪西再開発事業 2015.3
・総曲輪西再開発事業 2015.2
・総曲輪西再開発事業 2014.11月上旬
・総曲輪西再開発事業 2014.9月下旬
・総曲輪西再開発事業 2014.9
・総曲輪西再開発事業 新築工事 2014.7