金沢都ホテルは、開業から50年が経過し、老朽化が目立ってきたことから、2020年をめどに建て替え・開業するために、2017年3月31日をもって閉館しました。
そして、2017年11月1日より解体工事に着手しました。2018年1月より解体工事が本格化しました。
解体工事は2018年9月末ごろまで行われる予定です。地下部分の解体スケジュールは現時点では未定です。
金沢都ホテルとは?
金沢都ホテルは、北陸新幹線金沢開業で観光客が劇的に増加した金沢駅東口に面したホテルで、東京オリンピック1年前の1963年に金沢市で初めての都市型ホテルとして開業しました。
建物自体は「金沢ビル」という建物で金沢都ホテル以外にもオフィスや地下街を備えた金沢で初の本格的な複合ビルであることは確かです。
建設当時、金沢駅周辺には金沢駅ビルを除き、鉄筋コンクリート造の高層建築物は一つもなく、木造家屋密集地の中に突如現れた大型ビルという感じで金沢駅前の発展のきっかけになった建物ともいえるでしょう。
また、1983年に増築工事と既存部分の改装を行い、さらに大きな都市型ホテルとなりました。
当時、部屋数193室で近鉄・都ホテルズによって運営されていました。近鉄不動産が管理しています。
2017年3月31日に老朽化による建て替え工事に伴い、惜しまれながら閉店しました。
スケジュール
2017年3月31日 閉館
↓
(解体の準備)
↓
2017年11月1日 解体工事に着手
↓
(解体)
↓
2018年9月末 解体工事完了
↓
(建設)
↓
2020年 再開発完成(予定)
現在の様子
足場の設置工事が進み、旧館部分の大半が防音壁に覆われました。
バスターミナルより遠景です。
取材時はそろそろ金沢都ホテルの看板も数日後に覆われると思いながらとってましたが、現在すでに覆われて見えなくなっているとのことです。
金沢フォーラス前から見た様子です。
ホテル金沢前より建物全景
こちらは最上階まで足場と防音壁が組みあがりました。
解体工事に伴い、歩道の幅も狭くなっています。
かつて地下道の出入り口があった部分もフェンスに囲まれました。
金沢駅方向を望む。
続いて、建物南側(新館)の様子です。
こちらも足場の設置が始まっていました。
新館(南側)の様子をアングルを変えて。
こちら側もそろそろ見納めですね。
金沢駅前中央交差点から見た様子です。
金沢駅前の地下道を上がってきて見える都ホテルの光景
金沢駅前中央交差点より遠景。
武蔵ヶ辻方面を望む
続いて、東側から見た様子です。
こちらは裏手になりますが、付帯施設から解体工事が始まっていました。
建物上階ではクレーン車により足場の設置工事が進んでいました。
建物下階の様子です。
こちらも付帯施設より解体工事が進んでいました。
そして都ホテルの看板
防音壁の設置工事が進んでいる金沢都ホテルを見てきました。
これで外観を見るのも見納めになりそうです。
解体が迫っており寂しい部分もありますが、新年度には再開発の詳細も明らかになってほしいところです。
過去記事
・旧 金沢都ホテル 解体工事 2018.1
・閉館した 金沢都ホテルの様子 2017.7
・金沢都ホテルは2017年3月末で営業終了へ!跡地は近鉄不動産がオフィスとホテル軸に再開発
・金沢都ホテルでテナント退去の動き!そろそろ再開発計画が発表へ?2016.8
・金沢都ホテル再開発計画が浮上!金沢駅前超一等地の再開発へ!