鼠多門・鼠多橋復元工事は、金沢城の西側にあった門と橋を復元する事業です。
概要
(http://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/h28_1_4/03.html より引用)鼠多門の特徴
・金沢城三御門(石川門・河北門・橋爪門)とは異なり、連続した石垣内に扉がある
・石垣の上に、威容を誇る2層2階の櫓が建つ
・三御門の枡形門とは異なる単体の門また、明治時代に陸軍が石垣をふさいだため、藩政期の城の入り口で唯一閉ざされていた門(付近のいもり坂は陸軍が整備した道路なので藩政期には無かった)でもあります。復活すれば、約130年ぶりとなります。
鼠多橋
・金谷出丸(現在の尾山神社)と玉泉院丸を結んでいた橋。
・当初は尾山神社裏の、現在道路になっているあたりにお堀があり、橋を架ける必要があった。復元整備の意義
・城外周部の市街地に面した建物、魅力ある城下町の景観の創出。
・「加賀藩ゆかりの歴史的回遊ルート」が明確となり、金沢城のシンボル性がより高まる。
・伝統的建造技術の継承、石川の匠の技の発信
鼠多門、鼠多橋が完成すると、尾山神社から玉泉院丸庭園が一直線で結ばれるため、回遊性が大幅に向上し、長町武家屋敷→尾山神社→鼠多橋→玉泉院丸庭園→金沢城公園→石川橋→兼六園と、加賀藩ゆかりのスポットが線で結ばれることになります。
2021年の完成を目指して復元工事が続いています。
現在の様子
鼠多橋がかけられる予定のお堀通りの様子です。
尾山神社側では発掘調査もひと段落し、シートに覆われているのと同時に解説が書かれてありました。
尾山神社側はここから鼠多橋が架かるようです。
続いて、金沢城側を見ていきます。
尾山神社側から見てみました。
窪んでいるところが鼠多門が復元される場所です。
周辺の石垣には足場が組まれています。
続いて、金沢城の玉泉院丸庭園から見た様子です。
尾山神社側を望む。
窪んでいるところが鼠多門の復元場所です。
このアングルが分かりやすいかもしれません。
現在も発掘が続いているみたいです。
奥は尾山神社です。
鼠多門をくぐり、鼠多橋をわたり、尾山神社境内へと続くイメージが想像できますね。
玉泉院丸庭園からはまるで額縁のように復元工事の見学現場が設けられています。