突然ですが、
「金沢でおすすめのお土産ってなんですか?」
こうした質問が普段からも多く聞かれます。一押しできるお土産はいくつも知っていますが、他の方は買って後悔しない金沢土産とはどういうものかとても気になっていました。こうした中、たまたまTwitterで見かけたツイートがありました。
【ゆる募】
旦那が学会で金沢に行ってるんですが、「お土産なにがいい?」と聞かれても土地勘なさすぎて、きんつば以外さっぱりわからず……多分駅くらいしか寄れないので、もし金沢駅で買えるおすすめのお土産などご存知の方がいらしたら、リプで教えていただけないでしょうか。
— 相川晴(HAL) (@halproject00) 2019年5月8日
【ゆる募】
旦那が学会で金沢に行ってるんですが、「お土産なにがいい?」と聞かれても土地勘なさすぎて、きんつば以外さっぱりわからず……多分駅くらいしか寄れないので、もし金沢駅で買えるおすすめのお土産などご存知の方がいらしたら、リプで教えていただけないでしょうか。
@halproject00
こちらのツイートの返信コメント(いわゆるリプ欄)が100件以上(2019年5月10日正午で120件)あり、知っているお土産から聞いたことないお土産までとても参考になりそうだったので、リプ欄で書かれた金沢のおすすめのお土産をすべて集計し、ランキング形式で公表したいと思います。
ちなみに、集計したお土産の種類は93種類となりました!
こうしたことからも金沢は、例えば、広島=もみじ饅頭、京都=八つ橋のような定番のお土産お菓子(食べ物)というのは見当たらない反面、お菓子・食品メーカーが沢山あり、多様性あるお土産が複数あることがうかがえます。
早速、120人が選んだ金沢のお土産について、見ていきましょう!
3票(同率13位)
まずは120人のうち3票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
10種類のお土産がランクインしています。
愛香菓(金沢うら田)
アーモンドとレモン・シナモンの香りが溶け合う洋風和菓子
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金沢うら田こと、浦田甘陽堂は創業1936年(昭和11年)で当時はパンの販売店として創業した和菓子・洋菓子店。
口の中でふわっと広がるくちどけ感が特徴のお菓子です。
福うさぎ(金沢福うさぎ)
うさぎをかたどった小さな蒸し饅頭です
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うさぎの形をした愛らしい和菓子となっています。県内でもCMを放映しており”銘菓福うさぎ”の知名度は高いのかもしれません。
餡は、サツマイモ・あずき・棒茶・かぼちゃ・ゆずなど石川・金沢の名産品を中心としたものとなっています。
紙ふうせん(高木屋)
色とりどりのまんまるな最中に、ぶどう(赤)、レモン(黄)、ワイン(白)黒糖風味の和風ゼリー(錦玉)が入っています。パリッとした皮とやさしい甘さのゼリー・・・新感覚の和菓です。
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大正14年創業の老舗和菓子屋高木屋を代表する和菓子です。
最中の中にゼリーが入った新触感のお菓子です。また折り紙と紙ふうせんの作り方がついているのが粋ですね。
生麩まんじゅう(不室屋)
創業は慶応元年(1863年)、金沢を代表するお麩のお店、不室屋の生麩まんじゅうがランクイン。
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きんつば(中田屋)
艶やかでふっくらとした大納言小豆の厳選。
うっすら薄焼きの皮としっとり一体化する餡の炊き具合 さらりとした甘さを引き立てる塩加減。
『きんつば』は簡素な菓子ながら、中田屋の技のすべてを語ります。
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1934年(昭和9年)創業の和菓子屋の中田屋。金沢できんつばといえば中田屋といった感じですね。
薄皮と餡のバランスが最高です。
三作せんべい(柴舟小出)
玉子とマーガリンを使ったおせんべい。お菓子は天と地の恵みと人の和に依って作られます。その意味から三作と名付けました。
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加賀白山の白黒百合とその昔生息していたといわれる雷鳥をモチーフにしたせんべいです。
せんべいなので日持ちするのはうれしいですね。
豆菓子(まめや金澤萬久)
豆本来の豊かな味わいが引き立つ井村さんの有機大豆を使用した豆菓子。
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パッケージも可愛い豆菓子がランクイン。豆菓子がどれも美味しいとのコメントがありました。
豆にチョコをコーティングしたものや、炒り豆やみたらし豆など種類も豊富です。
手押し棒鮨(舟楽)
近江町に本店がある「舟楽(しゅうらく)」の手押し棒鮨がランクイン。
元々、江戸後期の料理茶屋「周楽」からスタートしているそうです。
のどぐろが特におすすめとのコメントもありましたが、他にも鯖やヒラメ、鮭、穴子などどれも美味しそうな棒鮨があります。
とり野菜みそ(まつや)
まつやの『とり野菜みそ』は石川県をはじめ北陸地域で親しまれている調味みそです。
現在では関西を中心に販売地域を広げ、レトロでほっとする雰囲気のパッケージデザインも人気を集めています。
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定番となった、とり野菜みそですね。最近は石川県のみならず全国各地で食べられるようにもなってきました。
こちらは金沢市北部にあるかほく市のまつやが製造しています。
あぶらとり紙(箔一)
加賀百万石の優美さただよう、あぶらとり紙
デザインのモチーフとなっているのは、加賀百万石のと藩主前田家の 家紋である「梅鉢紋」です。金沢本店で人気のあぶらとり紙です。ふわりとやわらかい肌触りで、すっと皮脂を吸収してくれます。
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金箔の製造過程で金を薄く打ちのばす際に使われる「ふるや紙」が油を吸うことから商品化されたあぶらとり紙。
あぶらとり紙の商品化の発祥は金沢の老舗金箔メーカーの箔一で高品質なあぶらとり紙となっています。
4票(同率10位)
120人のうち4票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
2種類のお土産がランクインしています。
烏骨鶏かすていら(烏鶏庵)
金澤烏鶏庵では天来烏骨鶏卵を贅沢に使用し、職人が1本1本丁寧にかすていらを焼いております。甘味を抑えしっとりと仕上げました。
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烏骨鶏を使用したしっとりしたカステラです。金箔が貼られたものもあり、コーヒーやお茶受けにぴったりです。
塩豆大福(すゞめ)
自家栽培のもち米をつき上げたもち生地でふっくらしおしおの黒豆と甘さ控えめのつぶあんを包み込んだすゞめの看板和菓子。
すゞめの大福は本当にもちと餡のバランスが絶妙でやみつきになります。
白山市の農業カンパニーの六星が運営しています。ただ、生ものなのでお土産に買っていくにはご注意を…
5票(同率5位)
120人のうち5票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
5種類のお土産がランクインしています。
かいちん(石川屋)
寒天とお砂糖でつくった錦玉。外はカリっと、中は柔らかい食感です。
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見た目も可愛い石川屋の「かいちん」。
かいちんとは金沢の昔の言葉で「おはじき」のこと。おはじきを模した和菓子は懐かしさありますね。
おやつ麩(不室屋)
創業は慶応元年(1863年)、金沢を代表するお麩のお店、不室屋のおやつ麩がランクイン。
サクサク食感のスナック風麩菓子となっています。味はカレー味やチーズ味もあります。
ビーバー(北陸製菓)
北陸で長く愛され、2013年に惜しまれながら姿を消した「ビーバー」が復活します。 1970年から引き継がれてきたレシピと製法を用いて、サクサクの食感に昆布のうまみと塩味が効いた”あの”味を再現! 商品名である「ビーバー」の由来は、1970年に開催された大阪万博カナダ館のビーバー人形の歯が、この菓子を2本並べたカタチが似ていたことからきています。
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石川県のスナック菓子と言えばビーバー。もち米は北陸産、昆布は日高昆布、食塩は鳴門の焼塩とこだわり抜いた食材を使用しており、レジャーからおつまみにも最適です。
※2019年より全国販売が決定しました!
柴舟(柴舟小出)
ピリッと生姜のきいたおせんべい。古くより金沢名物として親しまれてまいりました。 こだわりの高知産生姜の絞り汁に上質な砂糖を加えた特許製法の生姜砂糖蜜。
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柴舟は金沢の定番お菓子の一つですね。生姜の風味が程よく効いており、大きくなってからその美味しさに気づきました。
月よみ山路(松葉屋)
ほのかな竹の香りが立ちのぼり葛を加え蒸しあげた飴が独特の歯ごたえを残すほどよい甘さが口の中に広がり、ほっこりとくずれた栗の香ばしさと共に季節の風味を添える味は言うに及ばず、素材、かたち、香りが絶妙に溶け合った蒸しの羊羹の逸品
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松葉屋は嘉永五年(1852年)創業の小松市の老舗和菓子屋となっています。蒸し羊羹なのですが、甘さ控えめで絶品です。
わり氷(和菓子村上)
淡く透きとおった色彩の繊細な干菓子「わり氷」。寒天の乾燥に六日間かける伝統製法で、外はカリッと中はしっとり。趣きあるかけらのひと粒ずつ、職人の手で割ってつくります。
和菓子村上 わり氷 [6個入](Amazon)
創業明治44年の老舗和菓子メーカー、和菓子村上のわり氷は見た目も透き通っており、見た目も氷のようで美しいですね。
9票(同率3位)
120人のうち9票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
5票から9票へ一気に増えましたね。2種類のお土産がランクインしています。
当店が創業した元文2年(1737年)から、あんころ誕生にまつわる昔話が伝わっています。
素材にこだわり、厳選された小豆と、白山ろくで栽培されたもち米を使用しています。白山から流れ出る伏流水を使用していることもおいしさの秘訣です。
「金沢駅へ行ったならあんころ餅を買う」こういった人も結構多いのではないでしょうか。
元文2年(1737年)創業と石川県の和菓子メーカーの中でも最古級だと思われる、白山市の老舗和菓子メーカーのあんころ餅。
明治31年北陸線開通以来、松任駅構内で立ち売り販売をしていたことでも知られています。餡は甘すぎず、ほんのり香る笹皮の香りもまたいい感じです。
日持ちしないため、買ってすぐに食べるのが一番いいかもしれません。
水あめ状のやわらかいあめです。昔から赤ちゃんの哺育用や妊産婦・病人の体力回復に用いられてきました。最近は健康増進や純粋な自然食として広くご愛用いただいております。
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こちらも、「金沢といえば俵屋のじろあめ」という方も多いと思われます。
創業天保元年(1830年)で金沢で一番古い飴屋です。米と大麦を使用した穀物のほのかな甘みはいつまでも食べていられます。
石川県外にはお店が無いので、石川県でしか買えないお土産です。
13票(2位)
あっという間に2位まできました。
120人のうち13票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
13票支持を得たおすすめお土産はこちら!
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創業は慶応元年(1863年)、金沢を代表するお麩のお店、不室屋の宝の麩がランクイン。
不室屋は今回のランキングでは3つもランクインしました。
宝の麩は最中の中に具材が入っており、お湯を注ぐとおすまし・味噌汁になります。
お湯を注ぐと具が溢れてくる様子も面白いうえ、味もとってもおいしく”金沢”をまるごと味わっているような気分になります。
溶けた最中が絶品なので毎日食べたくなる一品です。
15票(1位)
ついに1位の発表です!
120人のうち15票入れた金沢のおすすめお土産について見ていきます!
15票支持を得た1位のおすすめお土産はこちら!
お年を召されてからは特に焙じ茶を好まれた昭和天皇にと、試行錯誤を重ねてつくった棒茶が「献上加賀棒茶」です。
特長は澄みきった琥珀色。一番摘みの良質な茎を芯から浅く焙じ、旨味をひきだしています。茶葉そのものの緑がかった浅い茶色も献上加賀棒茶ならでは。
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昨今の全国的なほうじ茶ブームを牽引した「加賀棒茶」。その中でも丸八製茶場の献上加賀棒茶はうまみと香りが他のほうじ茶と大きく異なります。
こうした他と異なる茶葉の香りが喜ばれることからおすすめお土産1位となったのではないでしょうか。
(個人的な話ですが、)毎日ほうじ茶を飲むきっかけになったのがこちらでした。
というわけで、120人の中で最も支持を得たのは丸八製茶場の献上加賀棒茶となりました。
金沢のおすすめお土産リスト
今回、Twitterのリプ欄(返信欄)にあったおすすめのお土産についてすべてリストアップしてみました。
旅の参考、贈答品の参考に是非。最後に、ここにリストアップされたのはごく一部です。
金沢駅の金沢百番街あんとをはじめ、金沢散策してみるとここには書かれていない商品や素敵なお店と出会うかもしれません。
是非、探してみてください…!
お菓子
名称 | メーカー | 票数 |
香林 | 板屋 | 1 |
かいちん | 石川屋 | 5 |
烏骨鶏かすていら | 烏鶏庵 | 4 |
愛香菓 | うら田 | 3 |
加賀八幡 起上もなか | うら田 | 2 |
さい川 | うら田 | 2 |
あんころ餅 | 圓八 | 9 |
羽二重餅 | 菓匠みのや | 1 |
福うさぎ | 金澤福うさぎ | 3 |
のどぐろ煎餅 | 金沢彩匠 | 1 |
金城せんべい | 雅風堂 | 1 |
みたらし団子 | 雅風堂 | 1 |
うちわせんべい | 加藤晧陽堂 | 1 |
紙ふうせん | 高木屋 | 3 |
あんず餅 | 高木屋 | 2 |
はなことたろう | 茶菓工房たろう | 1 |
もりの音 | 茶菓工房たろう | 1 |
羊羹(全般) | 茶菓工房たろう | 2 |
チョコレート羊羹 | 茶菓工房たろう | 2 |
憩菊の露 | 末広堂 | 1 |
砂糖を使わないおいしいきんつば | 末広堂 | 1 |
三作せんべい | 柴舟小出 | 3 |
柴舟 | 柴舟小出 | 5 |
塩豆大福 | すずめ | 4 |
おはぎ | すずめ | 1 |
玉柚餅子 | 中浦屋 | 1 |
金澤ぷりん | 中浦屋 | 1 |
きんつば | 中田屋 | 3 |
農家屋ぽてと | 農家屋かわに | 2 |
黄金の焼き菓子 | 箔座 | 1 |
金平糖 | 箔座 | 1 |
クリームサンド | ぶどうの木 | 1 |
生麩まんじゅう | 不室屋 | 3 |
お麩ラスク | 不室屋 | 1 |
田楽生麩 | 不室屋 | 1 |
おやつ麩 | 不室屋 | 5 |
烏骨鶏かすていら | 別所文玉堂 | 1 |
ビーバー | 北陸製菓 | 5 |
しみみおかき | まめや金澤萬久 | 2 |
お豆のバウム | まめや金澤萬久 | 1 |
わらび餅のバウム | まめや金澤萬久 | 1 |
にゃんこバウム | まめや金澤萬久 | 2 |
豆類のお菓子全般 | まめや金澤萬久 | 3 |
月よみ山路 | 松葉屋 | 5 |
わり氷 | 村上 | 5 |
長生殿 | 森八 | 1 |
長生殿 生〆 | 森八 | 1 |
宝達 | 森八 | 1 |
すずやか | 森八 | 1 |
葛あんみつ | 森八 | 1 |
福梅 | 森八 | 1 |
花うさぎ | 諸江屋 | 2 |
落雁(全般) | 諸江屋 | 2 |
YUKIZURI | ルミュゼドゥアッシュ | 2 |
まるごとみかん大福 | 和菓子処中越 | 1 |
羽二重餅(全般) | 加賀~福井 | 1 |
食品
名称 | メーカー | 票数 |
フグの粕漬 | 油与商店など | 1 |
鰤のたたき | 潮屋 | 1 |
柿の葉寿司 | 金澤玉寿司 | 1 |
お吸い物もなか | 金沢ふくら屋 | 1 |
チャンピオンカレー | カレーのチャンピオン | 1 |
かぶらずし | 四十万谷本舗 | 2 |
金城漬け | 四十万谷本舗 | 1 |
笹寿し | 芝寿し | 2 |
押鮨 | 舟楽 | 3 |
じろあめ | 俵屋 | 9 |
加賀の白峰 | 佃食品 | 2 |
かぶら寿司 | 佃食品 | 1 |
こんか漬け | ぶった農産 | 1 |
生麩 | 不室屋 | 2 |
麩と湯葉のあんかけ | 不室屋 | 1 |
宝の麩 | 不室屋 | 13 |
ヤマト醤油味噌 | ヤマト醤油味噌 | 1 |
とり野菜みそ | まつや | 3 |
加賀棒茶 | 丸八製茶場 | 15 |
へしこ全般 | 2 | |
生麩全般 | 2 | |
いしる | 1 | |
五郎島金時 | 1 |
お酒
名称 | メーカー | 票数 |
酒粕 | 福光屋 | |
加賀鳶 | 福光屋 | |
天狗舞 | 車多酒造 | |
手取川 | 吉田酒造 | |
菊姫 | 菊姫 | 2 |
加賀梅酒 | 小堀酒造店 | 2 |
加賀梅酒スパークリング | 小堀酒造店 |
物販
名称 | メーカー | 票数 |
油とり紙 | 箔一 | 3 |
金箔パック | 箔一 | 2 |
ハンドクリーム | まかないこすめ | 1 |
姫てまり | 加賀花てまりの会 | 1 |
加賀指ぬき | 1 | |
油取り紙全般 | 1 | |
金箔系全般 | 1 |
冒頭のツイートをきっかけにここまでまとめてみました。
読んでくれた方、ありがとうございました。