金沢駅西口で金沢機関区時代の遺構が出現!正体は?

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建設現場を取材中に発見したのですが、当時金沢駅西口に広がっていた、金沢機関区の遺構らしきものを発見しました!

 

金沢駅西口では、ハイアットセントリック/ハイアットハウスの2020年開業に向けて工事が進んでいます。かつてこの地には旧国鉄の金沢機関区があり、扇形の車庫のほか、転車台などがありました。その影響なのか、土壌汚染が見つかり、現在土壌汚染の撤去作業が進んでいます。(ハイアットの記事については後日更新予定)

 

 

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いつも通りの取材中に透明のフェンス越しに何かあることに気が付きました。

 

 

 

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金沢駅西時計駐車場から見ると赤レンガの基礎のような部分が。

もしかして当時の遺構?

 

 

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近くにはすでに解体された?工事中に出土した?赤煉瓦が。

 

 

 

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金沢機関庫は、1898年(明治31年)に国鉄小松駅ー金沢駅間が開通した際に創設されたそうです。赤煉瓦の基礎を考えると建設されたのは明治時代後半であることが推測されるので、開通当時(120年前⁉)の遺構でしょうか?

1991年からは駅西暫定駐車場として使われていましたが、まさかアスファルト1枚剥がすとこんな遺構が残っているとは思いませんでした。

 

 

 

転車台跡も発見⁉

蒸気機関車時代に方向転換する装置「転車台」の遺構らしきものも発見しました!

こちらは家へ帰ってから写真を眺めていて気が付いたため、写真を無理やり引き伸ばしたものになりますが、こちら。

 

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わかりますか?

赤煉瓦の基礎の右側に半円が見えます。

 

 

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書き足すとこんな感じです。

もう一度上の写真と照らし合わせるとそれっぽい感じがしませんか!?

 

 

 

国土地理院の地図で照合

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(出典:国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)(一部トリミングしてあります)

国土地理院の地図・空中写真閲覧サービスを利用し、1975年の金沢駅周辺の航空写真を見てみます。撮影方向は駅西時計駐車場から撮影した方向と180度逆向きです。

写真左側には建設中の駅西50m道路、右下には金沢駅東口が見えます。

そして写真中央付近が金沢機関区となります。転車台がわかるでしょうか?

 

そして1975年の航空写真と現在の地図を照合すると、今回見られた転車台らしき遺構と完全一致します。国鉄清算事業団が金沢市へ土地を渡す際になぜすべて躯体解体工事を行わなかったのか疑問が残りますが、まさか本当に当時の遺構だとは思わなかったです。

 

 

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(出典:国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス)(一部トリミングしてあります)

というわけで、

転車台らしき遺構→転車台跡
赤煉瓦基礎の遺構→上の写真で転車台右側に写る、長方形の建物の基礎

であることがほぼ断定できました。

 

 

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しかし、赤煉瓦基礎の建物はいったい何の建物だったのか、どのような建物だったのか、インターネット上に載っている旧金沢機関区の写真をリサーチしましたが、ぎりぎり写っていないものばかりで、不明でした。

 

 

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転車台と建物の位置関係は分かっているので、あとは金沢機関区時代の文献があればわかりそうです。

※もし知っている方がいらっしゃれば、Twitterや当ブログのお問い合わせフォームより【情報提供】をしていただければ幸いです。

 

 

 

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赤煉瓦はイギリス積みであることがわかります。

 

 

 

20171203_0378まさか新幹線で東京ー金沢を結ぶようになった時代に開業当初のものとみられる遺構が見つかるとは思わなかったです。

遺構、高架化された駅舎、新幹線…とこの写真1枚で金沢駅120年の歴史を一度に見ている感じがしました。

 

この場所にはハイアットセントリック/ハイアットハウスが建設されるので、こうやってブログを書いている間にも解体されているかもしれません。