全国1000万人の苔ファンの皆様、こんにちは。
小松市日用町には世界有数の苔のメッカ、「日用苔の里」という場所があります。
日用苔の里は、かつて”苔の園”として開園していた苔のメッカである庭園「苔の里」と、日用神社があるエリアの総称です。
今回は、日本一苔が美しい神社と言っても過言ではない、「日用神社」を紹介します。
まずは、駐車場にて、入園料(環境整備協力金500円(小中高校生:250円))を支払い、苔の里、そして日用神社へ。
※日用神社も私有地なので、境内の前への駐車はやめましょう。
苔の里についてもっと知りたい方、まずは以下の記事から読むことをおすすめします!(散策路では苔の里→日用神社の順になります)
今回は日用神社のほうをご紹介。
こちらが日用神社の入口です。
早速、境内へ…
橋の欄干まで苔に包まれています。
橋の上から川を眺めます。
適度に日が当たり、適度に湿っている、この状態こそ、苔にとって最高なのだそうです。
蔵の壁から竹がむき出しています。
昔から自然の素材を用いて人と自然が共存している様子が伝わりました。
境内を埋め尽くす苔、苔、苔…
京都の苔寺より苔が活き活きしているようでした。
入り口の鳥居のほうを振り返って…
境内には杉の木がたくさん生えています。
このあたりで生育する杉の木は「日用杉」と呼ばれ、全国的に知られています。
実際に、世界的に有名な建築家 隈研吾氏がこの地を訪れ、隈氏が設計した、国連大学の茶室に日用杉が使われたそうです。
日用杉の根元にも苔が包み込んでいます。
そして、苔のあいだから新たな生命が誕生していました。
天然のベッドのようなふわふわとした苔たち
苔と杉と里山と。苔を突き抜けるように日用杉が上へ伸びている姿がとっても美しいです。
鳥居の奥も杉林が見えます。
神社の拝殿。昔ながらのひっそりっとした佇まい。
下を見ると苔の境界線。
地面には日用杉の根が力強く・・・
上を見上げても緑が鮮やかでした。
立派な日用杉
そして地面には自生している苔
参道と。
はしごやお祭りの際の(?)木が入ってました。
新たに苔庭も整備中でした。
6月に訪問した際にはあじさいも綺麗でしたよ。
2019年6月に訪問した際には境内が拡張し、神社全体を見渡せる散策路が新設されていました。日用神社の境内はとっても美しく、一見の価値があると思います。
PLUS
日用神社へ行く途中にあった神社も苔むしてきれいでした。
足元はモスグリーンに包まれてます
観光客が押し寄せるよりもこうやってひっそりと残ってほしい景観でした。
日用神社へのアクセス
日用神社には駐車場がないため苔の里から入る必要があります。
苔の里のアクセスは以下の通りです。
名称 | 苔の里 |
---|---|
所在地 | 石川県小松市日用町71 |
入園料(環境整備協力金) | 500円(小学生200円) |
入園可能時間 | 9-16時 |
休園日 | 荒天時及び12月中/下旬頃~3月上/中旬頃 |
備考 | 土・日・祝日の午前10時と午後1時45分にガイドを行っています。 |
公式サイト | http://forestofwisdom.org/ |
山の中ですが、粟津温泉から3km(車で6分)も比較的アクセスが良いです。