金沢大学付属病院が1998年から18年間かけて整備していた建て替え及び周辺整備を含めた再開発が2016年7月に完成しました。
総事業費464億円のビッグプロジェクトでした。
今回は生まれた金沢大学付属病院のエントランスやファサードをメインに紹介します。
石引広見
金沢大学付属病院へ通じる市道の中央には金沢の城下町特有の広場「広見」が平成21年に整備され、「石引広見」と名付けられました。
道路の中央にかなり広大な広場の空間が出現しています。広見の隣には国の史跡にもなっている「辰巳用水」が流れています。
建物正面
いよいよ、金沢大学付属病院の建物が見えてきました。
旧病院はかつて手前に建っていましたが、セットバックし高層化することで、駐車スペースを600台確保できたそうです。
石と細かな装飾でできた門が目を引きます。
そして、奥には巨大な病院が出現しました!
石引広見から通じる歩道が連続性があっていい感じです。
装飾にこだわった門扉が金沢大学附属病院の歴史と重厚感を演出しています。
とても気に入りました。
いよいよ門をくぐって敷地内へ入ります。
建物へのアプローチ通路の先にはメインエントランスがあります。
中央部がガラス張りで門型となっている建物が、中央診療棟・外来診療棟となっています。
大庇がまるで鼓門、ガラス張りの部分がまるでもてなしドームであるかのようにも見えますね。
金沢大学附属病院隣には、金沢大学医学類C棟があります。
この棟をはじめ、金沢大学医学類が隣接しています。
メインエントランスには金沢ふらっとバスも乗り入れが始まりました。
大庇・シェルター
交通ターミナルとなっている部分は、天井高の大庇、通路シェルターが整備されました。
金沢大学附属病院の建物の橙色に調和しています。
美しいトラスづくりで、金沢駅西口の大庇にも似ています。
この屋根の下にバスやタクシーなど、交通を集中させています。
金沢ふらっとバスの停留場も設けられています。
新バスシステムも取り付けられ、立派なバス停になりました。
中央診療棟・外来診療棟の様子です。
通路シェルターの様子です。
まるで駅のような雰囲気です。
金沢大学医学類
金沢大学医学類C棟の様子
奥が金沢大学附属病院で、手前が金沢大学医学類です。
金沢大学医学類のメイン通り
金沢大学医学類もずいぶん立派で巨大な建物でした。
金沢大学医学類の門も新しくなったようでした。
外周には赤レンガの囲いが今も残っています。
金沢大学附属病院は先進医療の拠点として、立派な病院に生まれ変わりました。
昔の古びた病院の雰囲気が一気に払しょくされた気がします。
今後も金沢大学の附属病院として、医療の最先端を行ってほしいです。