金沢駅西広場が3月末に竣工しました。
以前までの暗いイメージが払拭され、明るく開放的な広場に生まれ変わりました。
バスターミナル側
まず、金沢駅西口を出ると広いテラスのような空間があります。太陽が差し込み、明るくなりました。
駅舎と並行に撮った写真。
今までの金沢駅西口ではない事を感じさせられます。手前は地下通路への階段です。
大屋根
金沢駅西口の正面から出ると、大屋根があり、駅西の”副都心”へ繋がる歩道、その先には駅西50m道路と駅西のシンボルとなる「金沢パークビル」「北國銀行本店ビル(建設中)」が見えます。以前の広場より動線がより良い感じになってます。金沢の新たな都市景観です。
以前も紹介しましたが、大屋根の天井には幾何学模様のアルミ柱といくつかの箇所に、99%がmade in 金沢の金箔が使われています。
新たに整備された広場
まずは広場のカラリングが独特で広がる大地の色がストライプ状に使われてます。コンセプトは「川・大地・森や草原」自然の中を歩くイメージを表現した、ストライプデザインの舗装 とのことです。
そして、50m道路の方へ歩いて行くと、右側に竹林が見えます。金沢の背景をなしてきたとのことで植えられています。
和の雰囲気がありいいですね^ ^
そして新たに水景が設置され、ここにはフトイが植栽されます。
対面するように水景があり、ハスが植栽されます。もう植えられているのかもしれませんがまだ生えてきません。
地面の舗装と並行するように四季折々変化を魅せてくれる植物がストライプ状に植えられています。
上の写真はドウダンツツジ、他にも「ティカカズラ」「コクチナシ」「ススキ」「コアジサイ」「ハマナス」など、全20~30種類ほど植えられています。兼六園などの苔生した庭園とまた違う雰囲気で、都市公園のようでこれもまた癒されます。
水景と金沢駅西ビルです。
金沢駅西ビルが水景に映り、逆さ駅舎が見えます^ ^
金沢駅西口の新たなアングルをいち早く撮ってみました(笑)
水景について、説明が…。
鞍月用水の水を使用しているようですね。
ちなみに、金沢駅東口の滝は辰巳用水の水を使用しています。用水の街金沢をアピールしています~
水景は先ほどのスイレンの池の他にももう一つ池があり、その間は段差があり、橋が架かってます。
こちらはスイレンが植栽される予定です。
水があるとなんだか落ち着きます。
水景の真ん中にケヤキが植栽されている不思議な光景(笑)
そして、金沢駅西広場と一体的に整備された広岡1丁目広場へ。
芝生が植えられています。なんだかここだけ芝生なのはちょっと違和感を感じましたが…
芝生の先にはステージがあります!
おそらくこのステージを芝生に座って見られるように設計したのかな?
ステージは、金沢パークビルを借景としており、ステージとビルがセットになっているような近代的な雰囲気が漂います^ ^
金沢パークビルと、駅西の新たなモニュメントです。
本来、当初計画では「駅西パークゲート」
と呼ばれるスチールトラス構造の横に長いゲートが設置予定でしたが、こちらの作品に変更されたようです。
ちなみにこの作品は「印象」光と翳 という作品で、日本福祉大学教授で作家の池田晶一さんの作品です。
以前よりまとまった自然が溢れた広場になりました。ケヤキとイヌマキの非対称な並木も見所です。
金沢駅西広場は動線も植栽も”まとまった”おかげで景色も見苦しくなくなりました。今までの”金沢駅裏口”ではなく、”金沢の新たな玄関口”になった印象を強く感じました。
駅に用事が無くても訪れて見るのも良いかもしれませんよ^ ^
これで、金沢駅西広場の建設記録を終わります。
2年と少し見てくださりありがとうございました。
過去記事
・金沢駅西広場再整備事業 2014.1下旬
・金沢駅西口広場再整備工事 2013.7
・金沢駅西広場再整備工事 2013.3
・金沢駅西広場 一般車、観光バス駐車場及び乗降車場が供用開始!
・金沢駅西広場再整備工事 2013.1
・金沢駅西広場再整備工事 2012.8.20
・金沢駅西広場再整備工事 2012.7
・金沢駅西広場 整備工事 2012.4
・金沢駅西口バスターミナル 供用開始!