現在、金沢城 鼠多門・鼠多橋復元工事に向けての発掘・調査が行われています。
◆概要
(http://www.pref.ishikawa.lg.jp/chiji/kisya/h28_1_4/03.html より引用)鼠多門の特徴
・金沢城三御門(石川門・河北門・橋爪門)とは異なり、連続した石垣内に扉がある
・石垣の上に、威容を誇る2層2階の櫓が建つ
・三御門の枡形門とは異なる単体の門また、明治時代に陸軍が石垣をふさいだため、藩政期の城の入り口で唯一閉ざされていた門(付近のいもり坂は陸軍が整備した道路なので藩政期には無かった)でもあります。復活すれば、約130年ぶりとなります。
鼠多橋
・金谷出丸(現在の尾山神社)と玉泉院丸を結んでいた橋。
・当初は尾山神社裏の、現在道路になっているあたりにお堀があり、橋を架ける必要があった。復元整備の意義
・城外周部の市街地に面した建物、魅力ある城下町の景観の創出。
・「加賀藩ゆかりの歴史的回遊ルート」が明確となり、金沢城のシンボル性がより高まる。
・伝統的建造技術の継承、石川の匠の技の発信
鼠多門、鼠多橋が完成すると、尾山神社から玉泉院丸庭園が一直線で結ばれるため、回遊性が大幅に向上し、長町武家屋敷→尾山神社→鼠多橋→玉泉院丸庭園→金沢城公園→石川橋→兼六園と、加賀藩ゆかりのスポットが線で結ばれることになります。
現在道路となっているところにはかつてお堀がありました。
左側が尾山神社で、右側が金沢城となります。
イメージしにくいので、書き込んでみました!
非常に雑で申し訳ないです…
右側が鼠多門で、そこから尾山神社を結ぶ、鼠多橋が架かっているイメージです。
続いては玉泉院丸庭園からの様子です。
発掘調査が続いています。
予定では新年度(平成29年度)に着工し、2021年(平成33年)完成予定を目指しているそうです。
復元計画は通常の建築物と違い、埋蔵文化財調査や資料から忠実に再現するため時間がかかりますが、完成すれば、金沢城の入口としてさらに魅力が高まりそうです。