西町南地区再開発事業 は、富山大和(百貨店)跡地とその周辺を再開発し、ガラス美術館、銀行(本店機能)、店舗、図書館が入る複合ビルを建設する事業です。
概要
事業名 : 富山市西町南地区第一種市街地再開発事業
施行者 : 西町南地区市街地再開発組合
総事業費 : 約182.8億円
敷地面積 : 約4,145㎡
建築面積 : 約3,400㎡
延床面積 : 約26,780㎡
規模 : 地上10階、地下1階
設計・監修:RIA・隈研吾・三四五共同企業体
構造 : 鉄骨造
主要用途 : 美術館、図書館、銀行、駐車場、外向店舗
平成26年度竣工予定
建築の外観は、各用途の個性を石、ガラス、アルミによる異素材の組み合わせにより表現します。重厚感を継承した象徴的なデザインと市民に開かれた開放的なデザインの両立と融合を意図しています。また、数多く大きな孔(テラス)を設けることで内外の空気や雰囲気が感じられる、街と一体になったデザインとしています。
エントランスから公益施設最上階まで「スパイラルパサージュ」を通します。富山のまちなかを建物に延長させ、人と文化、人と人の交流による賑わい拠点をつくります。
また、その連続性によって美術館と図書館の各機能の相乗効果を創出する空間デザインとしています。
※「スパイラルパサージュ」ガラス美術等にふれあい、ゆっくり本を眺めていられる場・小径
(西町南地区再開発組合 HPより引用)
この再開発ビルの前に立った瞬間から、ほかのビルとは違う、迫力と興奮がありました!
再開発ビルの壁面は「石」「ガラス」「アルミ」を角度をつけ、複雑に組み合わせたデザインで、全国にたった一つだけの個性的なデザインとなってます。
気に入ったのでもう一枚載せます。
角度によって素材の質感や色、大きさなどが変わって見えます。
本当に気に入ったのでさらにもう一枚(笑)
このガラスと石とアルミの規則性がつかめない外観がとても好きです。
西町交差点は「富山県最後のスクランブル交差点」でしたが、富山大和閉店とともに賑わいが総曲輪のほうへ流れてしまい利用者減少で無くなった経緯があります。そんな西町交差点の新たな賑わいと話題性を呼ぶランドマークビルになりそうです。
この曲線と各素材の組み合わせがたまりません。久しぶりに建築萌えしました^^;
9階建ての再開発ビルとしては異例の総事業費180億円超の豪華な建物です!
周辺は中層マンションや中低層店舗が並ぶエリアなので、このインパクトはかなり強いです。
上棟式は終わったので現在は最高層部分と内装工事中だと思われます。
いかにも”隈研吾建築”といった感じです。
今までにない、近未来的な建築で石、アルミ、ガラス素材をふんだんに活かした建物となってます。
そして、もう一言いえば「富山が詰まっている建築」と言えるでしょう。
再開発ビル裏側は壁面緑化されます。
合間合間に太陽光パネルも設置されます。
壁面緑化に使用される植物のモックアップが設置されていました。
上には太陽光パネルのモックアップもありました。
付近の建物と絡めると、大きさが分かります。
2基のタワークレーンが印象的で、富山市郊外からも見えました。
富山の新たなシンボルとなりそうな建物で、久しぶりにここまで私をビル萌えさせてくれました(笑)
完成後は市電の撮影スポットとなりそうですね!