金沢プールは金沢市営総合プールの老朽化に伴い、金沢市城北運動公園で建設が進んでいる屋内プールです。完成すれば北陸最大の屋内プールとなります。
概要
名称:金沢プール
敷地面積:75,994㎡
建築面積:8,760㎡
延床面積:14,000㎡
階数:地上3階地下1階
総事業費:73億円
利用者数:年間145,000人(見込)
使用時間:午前9時から午後9時まで(予定)
供用開始:2017年4月
観客席:2500席(仮設400席を含む)
コンセプト:「いつでも・だれもが泳ぎに来れるプール」
(公財)日本水泳連盟の国際公認プール施設
国際公認50mプール
25mのサブプール
高飛込(10m、7.5m、5m)用の国際公認プール(板飛込3m、1mも可能・シンクロナイズドスイミング競技に対応/水深5m)
現在の様子
まずは敷地南側からの様子です。
手前は空き地になっています。
ここは、1階2階吹き抜けの屋内広場の建設予定地となっています。
幼児の運動会やその他の軽スポーツ大会、更には屋内プール競技大会時の選手控室、ウォーミングアップ場などを想定し、屋内アスレチックも備えた施設になるようです。
クライフコート周辺からの様子です。
金沢プールの外観を見ると、曲線が美しいですね。
続いて、敷地北側(野球場があるほう)から見た様子です。
金沢プールへのアプローチ道路が建設中でした。
外から直接2階へ移動できるなど、北陸最大だけあって、かなりの規模であることが分かります。1階のエントランスはガラス張りですね。
プール競技場で2500席規模の施設は非常に大きいです。
2階のデッキからは将来(写真右側に)建設される、屋内運動場へも直接接続できそうな構造になっていますね。
東インター大通り側から見た様子です。
建物は既に竣工しています。何度見ても美しい曲線。
プールだけに、水が波打っているイメージや卯辰山や白山の山並みのイメージを重ねたそうです。北陸新幹線金沢駅舎にも似た形です。
茶色い部分は石川県産木材をふんだんに使用しているそうです。
コンクリート、木材、ガラスが見事に調和しています。
この建物を見て、一見プールに見えないほどスタイリッシュなデザインです。
隣りでは駐車場の工事が進んでいます。
国体やオリンピック事前合宿の利用も
国際公認プールに指定された金沢プールでは、
2018年の福井国体の
・飛込【全種別】
・水球【少年男子】
・シンクロナイズドスイミング【少年女子】
の競技が開催されることになっています。
また、2020年の東京オリンピックの事前合宿として、フランスの水泳連盟と覚書を締結したそうです。
金沢プールが市民からアスリートまで愛される施設になってほしいです。
おまけ
金沢市富樫にあった屋外プール金沢市営プールは金沢プールの完成に伴い、非常に長い歴史に幕を閉じました。
金沢市営プールは1959年(昭和34年)に供用を開始し、石川国体や全国高校総体、2度の日本マスターズなど全国大会の舞台にもなり、58年間にわたり、石川県を代表するプールとして活躍してきました。
また、飛び込み台は全国最古のもので、2007年には映画「ダイブ!!」のロケ地にもなりました。
金沢プールも今後また多くの歴史を築いていってほしいです。