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本多の森に石川県文化財保存修復工房が移転開館しました

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金沢市の本多の森エリアに、「石川県文化財保存修復工房」が移転開館しました。

 

 

 

石川県立美術館広坂別館の隣に併設

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金沢21世紀美術館から広坂を上ると見えてくるのが、「石川県立美術館広坂別館」です。

一見モダンに見えるこの建物、かつては、「旧第九師団長官舎」として使用されていました。大正11年建築です。

(参考記事:金沢に眠る戦争遺跡 旧第九師団長官舎

 

 

 

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そこに隣接する形で新たに建てられたのが、石川県文化財保存修復工房です。

石川県文化財保存修復工房は、藩政時代から息づく石川の文化遺産を良好な状態で保存し、永く後世に引き継ぐことを目的として、平成9年(1997年)に県立美術館の付属施設として設立されました。

国内では、東京をはじめとする4つの国立美術館に保存修復施設がありますが、地方自治体としては全国で唯一、石川県のみが設置している施設です。

 

 

 

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早速内部へ入ります。

入り口は、石川県立美術館広坂別館から入ります。

 

 

 

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石川県立美術館広坂別館を入ると、窓口がありパンフレットなどがもらえます。なお、入場は無料です。

 

まず部屋へはいると、修復文化財の事例紹介や、修復方法のビデオを見ることが出来るコーナーがあります。

 

 

 

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こちらのセミナー室などは何もない限りは一般開放されています。

 

 

 

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旧第九師団長官舎として建てられた、モダンな内装も見ることが出来ます。

窓越しに見える緑がたまらなく素晴らしい。

 

 

石川県文化財保存修復工房へ・・・

それはさておき、石川県文化財保存修復工房へ。石川県立美術館広坂別館と屋内通路で繋がっています。

…が、撮影は禁止ということなので、実際に修復されている様子は自分の目でお確かめください。

私が行った日は佐奇神社の表具の修復を行っていました。

※豆知識ですが、金沢を流れる犀川(さいがわ)は、佐奇神社の近くを流れることから、佐奇(さき)がなまって犀(さい)川になったそうです。

 

 

 

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展示室を出て裏側へ。

裏側もモダンな建物となっています。

 

 

 

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そして、隣接する修復工房は、目立たないようにシンプルかつ景観に溶け込むファサードとなっています。

 

 

 

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隣接している様子です。

 

 

 

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裏側の機械類が見えないように格子状の板が設置されていました。

 

 

 

20160626_0509 本多の森周辺案内図にも新たに記載されていました。

 

 

石川県文化財保存修復工房については石川県ホームページのこちらが参考になります。

https://www.pref.ishikawa.lg.jp/eizen/sintyoku/syufukukobo/syufukukobo.html

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