NHK新金沢放送会館建設工事は、NHK金沢放送会館が築50年以上経過し老朽化していることから、金沢市大手町から、金沢市広岡へ放送会館を移転する工事です。
コンセプト
基本コンセプト
(1) 緊急報道と防災・減災に役立つ情報発信への体制強化
- 災害や事件・事故発生時において地域の人々が必要とする情報を迅速・的確に放送する体制を整備するとともに、防災・減災のための情報発信を拡充し、 地域の安全・安心に向けた機能を強化する。
- (2)石川県から全国、そして世界に向けての発信拠点とする
北陸新幹線の金沢開業に伴う交流人口の拡大により地域活性化への期待が高まる石川県の中心という地の利を生かし、県内各地を効率的に取材し、地域の魅力を全国から国際放送まで多様な情報発信を行う。
(3)人々が訪れやすい、地域文化の交流拠点として整備する金沢市の駅西地域は、新市街地として都市基盤の整備が進められており、新会館はこの地域の新たなシンボルとして、公開番組やイベントなどを通じて、県民や地域住民が気軽に立ち寄ることができる放送局とする。
(4)放送機能強化の観点からいかなる災害時にも対応できる建物
免震構造の採用や電源設備の強化など災害に強い建物を実現するとともに太陽光発電設備など地球環境への配慮も追求する。
また、ユネスコ創造都市に認定された金沢市の景観にも配慮した建物とする。
(新金沢放送会館移転整備について(NHK)より引用)
完成イメージ
概要
名称:NHK 金沢放送局
所在地:金沢市広岡3丁目
敷地面積:約4,000㎡
延床面積:約5,300㎡
建物高さ:22.9m(一部地上4階)
鉄塔高さ:70m(地上より)
構造形式:免震構造・鉄筋コンクリート造
設計:三菱地所設計
建物竣工:平成30年1月(予定)
現在の様子
鉄塔はまだシートが外れていませんが、そのほかはシートが外れました!
鉄塔部分をアップで。
化粧板の取り付け工事が進んでいます。
続いて、北側から見た様子です。
北側はシンプルな外観となっています。
駅西中央公園付近から見た様子です。
西側の様子です。
真っ白で非常にシンプルな外観となりました。窓も一つしかありませんね。
アップで。
広岡西交差点から見た様子です。
正面(南側)は、シンプルな中に華やかさがある外観となっています。
赤いルーバーが目を惹きつけますね。
まるで町家の格子のような赤いルーバーは西日を抑える効果もあると思われます。
この角度ではガラス面が見えません。
少し角度を変えるとこうやってガラス面及び壁面が見えてきます。
華美すぎない程度にシンボリックな建物になったと思います。
低層部の様子です。
ガラス面は大きく開放的に用いています。
もう一枚。
金沢駅方面からルーバーを見ると、内側は赤色ではなく白っぽい色で、そこまで目立ちません。
向かいには広岡西バス停があります。
最後に東側壁面の様子です。
東側は隣接地に建物が建つことを見越してか、最もシンプルな外観となりました。
広岡西交差点から金沢駅西口を望む。
向かいにはホテルビスタ金沢の外観もお目見えし、駅西の新時代を感じます。
過去記事
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.12
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.9
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.8
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.7
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.6
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.5
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.2
・NHK新金沢放送会館建設工事 2017.1
・NHK新金沢放送会館建設工事 2016.12
・NHK新金沢放送会館建設工事 2016.9
・NHK 新金沢放送会館 建設工事 2016.8
・NHK金沢放送局が新放送会館の外観パース公表!