こまつ アズ スクエアは、小松駅前第2防災建築街区として総事業費33億円を投じて1970年(昭和45年)12月に小松駅前に竣工した尚成ビルを解体・再開発し、地上8階建てのホテル・大学キャンパス・商業施設・行政施設からなる複合ビルが建設されました。
2017年12月1日に開業しました。
「Komatsu A×Z Square (こまつ アズ スクエア)」の名称の由来は、
・AからZまで、すべての要素を平等に引き受けるということを表す。
・「AからZまで」の意味を込めて「×」を間に入れる
・この場所から始まるという 意味で 「小松」を最初に入れる 。
とのことです。
テナント・フロア構成
4~8階 ホテル ホテルグランビナリオKOMATSU
2,3階 公立小松大学のキャンパス
1階 親子の遊び場「カブッキーランド (Produced by ABCクッキングスタジオ、ボーネルンド)」とブックカフェ(プロント),英会話教室(イーオン)
(詳細はこちら)
概要
地上8階建て
延床面積:9422㎡
総事業費:45億円
事業者は青山財産ネットワークスで、同社にとっても、特別目的会社(SPC)を活用した不動産特定共同事業の「地方創生第1号物件」として、再開発に携わります。
事業資金についても特徴的で、
事業資金はみずほ銀行と北國銀行の融資に加え、国と小松市の補助金、証券化を使ってプロの投資家などから集めた資金で賄った。(日本経済新聞より引用)
とあり、補助金の他、証券化で投資家などから集めた資金も使われています。
完成した様子
小松駅西口を出たところから見た様子です。
外観は落ち着いたものとなっています。
公立小松大学は小松短期大学やこまつ看護学校などが合併、4年制へ移行し、2018年春開学に伴い、準備が進んでいます。
こまつアズスクエアには公立小松大学中央キャンパスが設けられます。
南加賀地区初の4年制大学の誕生で、期待が高まります。
大学キャンパスより高層階はホテルグランビナリオKOMATSUとなります。
小松市内で都市型ホテル「サンルート小松」を運営するHifリゾートが運営する2つ目のホテルです。
客室数は99室で、価格帯はおおよそですが大人1人が7500円~13500円程度となっています。
ホテルの売りは、”最上級のホスピタリティで海外からの長期滞在や国内外のVIPへも対応する、ワンランク上のビジネスユース・プライベートホテル”ということで、インバウンド客やVIPにも対応するワンランク上のビジネスホテルといった感じでしょうか。
さて、近づいてみましょう
JR小松駅からシェルターが設けられており、雨や雪にぬれずに行くことができます。
高架横の道路から見てみました。
横断歩道は路面にステッカーが貼ってあり表示されています。
建物入り口へと通じるシェルター
こまつアズスクエアの案内サイン。
公共色も強めですが、駅東口のサイエンスヒルズこまつとともに、生涯学習の拠点となる建物となります。
小松市が設けた屋内遊園地「カブッキーランド」は早くも人気で、営業開始から27日で来場者が1万人を突破しました。
カブッキーランド来館者1万人 小松、営業日数27日で到達(北國新聞) http://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20180107105.htm
南側入り口の様子。左側には英会話のイーオンがあります。
こちらがメインエントランスとなりそうですが、シェルターがなく、一面雪が積もってました。。。
前面に広場もあるので、一体的な活用をしたいのだと思います。
南側入り口の右側にはプロントが石川県初出店しました!
北陸で初めてとなるブックカフェスタイルになりました。
ホテルグランビナリオ小松の朝食会場にもなっています。プロントとホテルがコラボした朝食も開発中とのことです。
もう少し暖かくなってくると、オープンカフェでも設けるのでしょうか?
プロント前から小松駅方面を望む
低層階は夜間ライトアップされるそうです。
西側から見た様子。
西側は案内サインも少なくシンプルです。
グランビナリオ小松のフロント入口がありました。
隣接する小松駅前の立体駐車場とも低層階で接続しています。
小松大和時代が懐かしいです。
低層階のカーテンウォールの様子。
様々な大きさのものが配置されています。
小松駅西口から見た様子です。
小松大和が2010年6月に閉店し、跡地について様々な議論がありましたが、無事再開発されホテルと大学キャンパスを核にした複合ビル誕生となりました。
小松駅と絡めて。小松駅前の顔となる複合ビルが誕生しました。
2023年の北陸新幹線敦賀延伸に向けて駅周辺はさらにどのように変化していくのか楽しみです。
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