北陸新幹線 新高岡駅 建設工事(正式名称:新高岡駅周辺整備事業) は、2015年3月の北陸新幹線金沢開業により、新たに設置される新高岡駅の建設工事及び、JR城端線の新高岡駅新駅設置工事、新高岡駅駅前の整備工事が行われています。
新高岡駅の取材は北陸新幹線開業前最初で最後の取材になりそうなので、特集記事でまとめてご紹介します。
こちらが北陸新幹線新高岡駅になります。(画像は南口の様子)
北陸新幹線新高岡駅のコンセプトは「飛越能の歴史を継承する駅」です。
デザインコンセプト
- 歴史に育まれた瑞龍寺の回廊や縦格子(さまのこ、ささら戸)などをデザインモチーフとして、リズミカルな縦のラインを強調したデザインで表現しています。
- 外壁は、合掌造り、高岡銅器や能登の珠洲焼などを感じさせる色合いとしています。
- 夜には、駅から漏れる光が能登のキリコ祭りの灯明や砺波地域の夜高祭りの行燈をほうふつとさせます。
(高岡市 新高岡駅舎について http://www.city.takaoka.toyama.jp/eki-shin/sangyo/shigaichi/shinkansen/ekisha.html を引用)
とのことです。
高岡周辺だけでなく、飛騨や能登からも駅を利用することを想定しているそうです。飛騨地域は東海北陸自動車道からすぐ来ることが可能ですし、能登地域も能越自動車道が建設中で完成すれば高岡とのアクセスも向上します。
新高岡駅の特徴としてはそういった地域から新高岡駅で新幹線に乗ってもらえるために、格安駐車場の整備を行うようです。
格安駐車場は平面駐車場と立体駐車場、合わせて800台ほど駐車できる予定で、料金は200円~600円/日 となります。この安さに驚くのはまだ早く、当面は新幹線利用者は駐車場料金が200円引きになるので、200円/日の平面駐車場の場合は日帰りならば無料で利用することが可能になります。
この料金体系ならば、飛騨や能登のほか、場合によっては金沢や富山からも利用者が見込めそうですね。
富山駅方面から金沢駅方面へ撮った写真です。
安全柵の模様が美しいですね。
新高岡駅の建設状況です。手前の草むらは立体駐車場が建設される予定です。
そろそろ建設を始めないと開業に間に合わない気がするのですがどうなるのでしょうか?
新高岡駅の駅前の道路建設状況です。まだ、工事の真っ盛りでしたが、工事に支障をきたさないように、以下の写真は早朝に撮影しております。
新高岡駅周辺整備計画図の看板がありました。
立体駐車場のほか、平面駐車場が北口と南口、計5か所整備されます。南口広場は親水公園が整備され、表口になりますが、北口は店舗やマンションがある関係などから、一般利用者向けの駐車場とロータリーだけのシンプルな構造になります。
新高岡駅前の様子です。付近には鉄塔もありますが、配慮して黒茶色に塗装されています。
新高岡駅南口の駅前交差点の様子です。
歩道に張り巡らされている白いコンクリートは冬に大活躍の「ロードヒーティング」でしょうか?
北陸新幹線新高岡駅舎です。新高岡駅舎は北陸新幹線の駅舎の中ではデザイン的に最もまとまった、美しい駅だと思います。(金沢駅も美しいですが、もてなしドームや鼓門を除いた、新幹線の駅舎としてはグレーの塗装やデザインはあまり好きじゃないです)
駅前と駅舎が統一感があり、個人的には本当に絶賛してますよ!
駅前のシェルター工事です。
駅舎と絡めて。
縦ラインが素敵な駅舎ですね。ガラス部分にも白い何かデザインが美しいものが並んでますね。
駅舎下部は格子柄になってます。金沢駅も無機質なコンクリートではなく、こういった格子柄にできないのでしょうかね?
公園の歩道等は舗装中ですね。
JR城端線の新駅建設状況です。完成すれば新高岡駅と高岡駅との移動もスムーズになりそうです。現在は、駅舎のようやく鉄骨が組みあがったところでしょうか。
新高岡駅南口の交差点と、駅舎です。
富山県内の新幹線駅駅前はどこも急ピッチで作業が行われています。
黒部宇奈月温泉駅はなるべく周辺の田園風景に溶け込む駅舎にしているため、周辺にむやみに建物も新たに建設しないと思います。
というわけで、富山県内の唯一の新たな発展が見込める新駅の駅前として、どんな感じで発展していくでしょうか。
=========================================
おまけ
イオンモール高岡 外壁改修工事 の様子です。
イオンモール高岡は2002年の開業以来の初の大規模外壁改修となります。
これは、北陸新幹線新高岡駅と合わせたような外観になるそうです。
上の写真でもわかりますが、早速外壁がリニューアルされてました。
改修前の外壁です。改修前と後では全然違いますね~!