富山駅の南口と北口を結ぶ「南北通路」に出口番号が導入されました!
まるで都心部の地下街のようです(笑)
出口番号が導入されたのは2017年3月下旬のことです。
富山駅北口の駅舎から最も近い入り口には「北1」の番号が割り振られました。
エレベーターの隣にも案内板が。
出口番号が導入された理由は?
出口番号はあるに越したことは無いと思います。ここからは経験と推測のお話です。
出口番号が導入された理由は、富山駅の南北通路の分かりにくさだと思います。いつも利用している人にとっては出入口が多いのは便利なことですが、初めて来た人にとっては出入口が多くて難解なのではないでしょうか。
富山駅では在来線の高架化が北陸新幹線開業までに間に合わず、現在も南北が1階レベルで移動することが出来ないという現状もあります。そのため、南口と北口を行き来するためには、南北地下通路を通る必要があります。
そのため、もし、北口へ行きたいとしても、必ず、南口に出てから、地下通路を通って、北口へ行かなければなりません。
観光客も環水公園(北口)へ行きたくて富山駅地下道を通ったが、南口に出てしまったという話も聞くので…。そもそも北側に行きたいのに何で南側に案内するの?と疑問を持たれたり(汗)
出口番号で案内が的確にしやすくなった
そういった意味でも、今回、出口番号が導入されたことで、富山に初めて訪れる方に的確に説明がしやすくなりました。
例えば、新幹線の改札から富山駅北口のオーバードホールへの行き方を説明することを想定してみましょう。
今までなら、「南口に出て地下道を下りて北口に向かえば着く」という言い方でした。これでも一応行けますが、的確な説明ではないですよね。
出口番号が導入されたことにより、「南口に出て南1と書かれたところから地下道に降りて北2の出口から出れば着く」という言い方で伝えた方が的確ですね。
ということを考えながら、地下道を歩いていました(笑)
増えた!地下道や地上の案内表示
地下道や地上の表示もいろいろと増えたので一挙に見ていきましょう。
富山駅北口地下広場
からくり時計が設置されている地下広場です。
こちらも広域の富山市街地の地図とともに案内看板がありました。
駅北の地下通路
こちらがオーバードホールに向かう通路です。
地図は付いて無いシンプルな表示タイプです。
南北地下通路
長い地下通路ですが、こちらには地図付きのものが設置されました。
富山駅南口 南1 地下道出入口
こちらには縦長のタイプのものが設置されていました。
エレベーターのピクトグラムも、黄色地に黒色のもので統一されていました。
富山駅南口 地上部 南1 エレベーター前
地上にも出口番号が書かれたものがありました。
地図付きのものですね。
地上の案内デザインも統一へ
北陸新幹線富山駅舎外側の柱には北口の案内表示が。
黄色地に黒文字で地下道のものと統一されています。
駅構内は統一されず?
富山駅舎コンコースを見ると特に統一されていませんでした。
あくまで、地下通路の表示を統一したものだからでしょうかね。
駅商業施設の看板は白地に黒文字で、上の鉄道の案内看板とも統一されていませんね。
英語メインの電鉄富山駅看板
電鉄富山駅の案内板は英語表記がメインのものでした。
立山に訪れる外国人観光客に配慮されているものだと思います。
以上、富山駅の地下道とその周辺の案内板を見てきました。
地下道は出口番号が導入され、以前より便利なものになりました。
あいの風とやま鉄道の完全な立体交差化が完了し、南北自由通路ができるまでは混乱が多いかもしれませんが、以前よりも緩和されることは間違いなさそうです。