昨日の北國新聞にこんな記事がありました。
兼六園に無名の灯籠があり、それが「ラジオ塔」だと言うのです。
戦前まで使われていたラジオ塔はかつてそこからラジオが流れていたそうで、市民はラジオ体操やラジオ放送を聞いていたそうです。戦後の街頭テレビと同じような感じですね。つまり、市民の憩いの場でした。
現在は全国に26基残っているとのこと。
石川県では金沢市の兼六園と小松市の芦城公園にラジオ塔が残っていると書いてあったので、芦城公園へいってきました!
下調べをしたところ、芦城公園内の小松市立図書館の向かいにあるとのことでした。
こちらが小松市立図書館です。
図書館にしては規模は小さめかな。芦城公園はかつては小松城三の丸でした。そこから小松監獄所となり金沢へ監獄所が移転し小松市の繊維問屋の有志により芦城公園ができたそうです。
さてさて、小松市立図書館の向かい側をみると…
ありました!!これがラジオ塔⁉ラジオ塔は兼六園のように灯籠型や洋風型などその場所に溶け込んだ形になっているそうです。
使われている石は国会議事堂にも使用されている小松市で採れる観音下石かな⁉わからないけど。
それにしても戦前の遺構がいまもこうやって残っているのが凄いですよね。
公園ができた経緯は兼六園と違うものの、監獄所が移転して「芦城公園」となってから何十年もの間、小松市民に親しまれている公園なんだなとしみじみ思いました。