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北國銀行本館跡にホテル建設へ、MICEの反省を生かして…

 ビジネスホテル「ドーミーイン」を経営する共立メンテナンス(東京)は七日、金沢市下堤町にある北国銀行本店の移転後、跡地に計画しているホテルの概要を明らかにした。計画によると地上九階建て二百三室。二〇一五年八月に着工し、一六年九月の開業を目指す。市中心部にあり家族連れの観光客の利用も見込めるとして、ツイン・ダブルの部屋の比率を40%以上にした「プレミアム」タイプも検討しているという。
 現本店は一九五八(昭和三十三)年に完成。老朽化のため取り壊し、金沢駅西口に移転する。北国銀は近隣のにぎわいや観光誘致に貢献できるとして跡地にホテルの誘致を決めた。「ドーミーイン」は石川県内で二棟目となる。
北陸中日新聞 2013.2.8

先日、金沢市南町の北國銀行本店敷地に計画されているドーミーインの概要が書いてありました。

概要

地上9階地下0階
部屋数 203室
着工時期 2015年8月着工予定
開業時期 2016年9月開業予定
プレミアムタイプを検討

という事です。

 

 

北國銀行本店跡地の活用

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(南町の北國銀行本店)
北國銀行本店は2015年をめどに金沢駅西口へ移転する事が決まり、跡地はドーミーインがホテル検討という事まで分かってました。

部屋数200室余りという事は明日開業の「ホテルトラスティ金沢香林坊」と同規模でしょうか。

『金沢ではホテルは飽和状態』と言われがちですが、今年始めに行われた「大規模医学系コンベンション」では10000人近くの参加者が金沢駅を中心に溢れ、大いに賑わいました。しかし、金沢市中心部のホテルはどこも満室でやむなく松任駅前のホテルや山代、山中温泉に泊まった方もいたそうです。

 

 

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(金沢駅前は写真を撮れば必ずホテルが背景になるくらいホテルはあるが…)

山代、山中温泉にとっては嬉しい事かもしれませんが、金沢で開催された大規模コンベンションなのに金沢だけでは処理できないこのままの状態では、二度と大規模コンベンションを誘致できないかもしれません。

 

 

 

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(南町エリアではオフィスビルがホテルになった例が他にもある)
コンベンションが無ければ飽和状態、コンベンションが開催されればどこもキャパオーバーというこの状況はとても判断しにくいですが、個人的にはまだまだ2~3棟ホテルが建ってもいいと思います。

今年はじめの大規模コンベンションの反省をした上で問題点を改善した上で、MICE誘致をこれからも取り組んでほしいです。

オマケの話ですが、お隣の富山市の総曲輪西地区再開発で建設されるドーミーインは、全国初の試みとなる全館内和室、畳になるとか??中心部に新感覚の旅館風ホテル、そちらの意向も気になりますね。

 

 

※加筆:2017年現在、2013年のホテルドーミーイン計画は一旦白紙にリセットされたのち、現在の計画が再浮上し進んでいます。客室数は若干の変化があるかもしれません。

 

過去記事

過去記事はこちら!(北國銀行本館跡地再開発)

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