総曲輪3丁目地区第一種市街地再開発事業は、西武富山店跡地を中心とした再開発事業です。
西武富山店は2006年3月に閉店し、跡地利用が課題となってました。
概要
名称:総曲輪3丁目地区第一種市街地再開発事業
住所:富山市総曲輪3丁目4番地
用途:共同住宅、店舗、事務所
敷地面積:3,797.00㎡
建築面積:3,026.18㎡
延床面積:33,887.83㎡
構造:鉄骨造、鉄筋コンクリート造
階数:地上23階、地下1階
高さ:80m
着工予定:2016年(平成28年)3月1日
竣工予定:2019年(平成31年)1月31日
設計:三四五建築研究所・日本設計
こちらは今月末から解体工事が始まるようです。
以前、当ブログで書いた、「富山西武跡地の再開発が動き出す!」では、22階建てという情報でしたが、富山市中心部において、マンション販売が好調であることから、23階建てになることが決まりました。
再開発対象地では閉店や移転が・・・
再開発エリアにあったお店は移転の張り紙がありました。
このうち、コニシ写真場さんは、西武跡地再開発のため「仮営業所」オープンと書かれています。
仮営業所ということは、再開発ビル完成後はテナントの一つとして入居する可能性が高いですね。
この地で75年間営業を続けてきたお店も閉店セールを行っていました。
エイチ・アイ・エスは新店舗で営業再開しているようです。
写真に写っているお店も再開発エリアにあるので、取り壊される予定です。
現在の様子
そして、富山西武跡地は長年廃墟となってました。
裏手へ回ると、資源回収用の鉄製の箱が置かれていました。
西武の姿も見納めです。
華やかにデザインされたエレベーターもまだ現存していました。
富山西武は入ったことがないので想い入れ等はありませんが、地方における百貨店の建築がまた一つ取り壊されることは少し寂しいです。
ちなみに、西武富山店の建物も、1976年7月に総曲輪地区市街地再開発事業で誕生した建物です。
だから、実質的には再々開発となるわけです。