小松駅南ブロックに建設される再開発ビルが起工しました!
小松駅前の賑わい創出に向けた再開発事業が始まります!
◆経緯
建設予定地は、百貨店の大和小松店(写真)が建っていた跡地です。
大和小松店は2010年6月に閉店し、跡地の活用策が課題でした。
建物自体も小松駅前第2防災建築街区として総事業費33億円を投じて1970年(昭和45年)12月に小松駅前に竣工した尚成ビルに西友ストア小松店が開業し、のちには西武百貨店、大和がそれぞれ入居し、築40年が経過した建物だったので跡地は再開発されることとなりました。
概要
こちらが、小松駅南ブロック再開発ビルの完成イメージです。
地上8階建て、延床面積9422㎡、総事業費は45億円となっています。
事業者は青山財産ネットワークスで、同社にとっても、特別目的会社(SPC)を活用した不動産特定共同事業の「地方創生第1号物件」として、再開発に携わります。
テナント・フロア構成
フロア構成は、
4~8階 ホテル
2,3階 公立小松大学(仮称)のキャンパス
1階 学びゾーンとブックカフェなどのテナント
4~8階のホテルについては、「ホテルグランビナリオKOMATSU(仮称)」が開業予定!
ホテルグランビナリオKOMATSU(仮称)は、小松市の国道305号沿いで都市型ホテル「ホテルサンルート」(写真奥の建物)を運営する、「Hifリゾート」が運営し、小松空港や北陸有数の工業都市であることなどから、海外からの長期滞在客や国内外のVIPへも対応する、ワンランク上のビジネスユース・プライベートホテルとなるそうです。客室数は100室、最上階に数室のスイートルームを設けるそうです。
最多ルーム部屋はシングルルームで20㎡とゆとりのある部屋になります。
2、3階は「公立小松大学(仮称)」のキャンパス
公立小松大学(仮称)は、2018年開学予定の新しい4年制公立大学で、現在の小松短期大学、こまつ看護学校が統合し設けられます。開学後は小松市内に3つのキャンパスが設けられる予定で、そのうちの一つが再開発ビルの2階、3階に入居します。
国際文化交流学部 国際文化交流学科と教養教育については小松駅南ブロック再開発ビルで設けられる予定です。
1階にはブックカフェ
1階は学びゾーンとブックカフェなどのテナントゾーンとなります。
ブックカフェは、大手カフェチェーンの「プロント」が石川県初出店し、運営にあたります。
◆現地の様子
現地の様子です。建物は解体され、左手に立体駐車場のみ残されています。
◆周辺施設
周辺は建機メーカー世界第2位のコマツ発祥の地である、コマツ小松工場がありましたが、2010年に閉鎖し、再開発が行われ、コマツが全国から若手社員が集まる研修センタ、小松市が科学館とインキュベーション施設、レストランなどが入居する「サイエンスヒルズこまつ」が開業し、ますます賑わいが増しています。
4年制大学の新設、北陸新幹線の敦賀延伸など、小松市にもチャンスとなる一大プロジェクトが続々と押し寄せる中、小松駅前の再開発が無事着工し何よりです。郊外にはイオンモール小松が2017年春開業予定ですが、駅前と郊外が競い合っても仕方ないので、駅前ならではの付加価値を生み出していってほしいと思います。
再開発ビルは2017年10月完成予定です。